【ブックプロジェクト】「自力で生き抜く大変さ」×「アベルの島」(小5 K・Y君)

アベルの島 (児童図書館●文学の部屋)

本の紹介

のんきな町ネズミのアベルは、ある日ピクニックにでかけて嵐に出あい、無人島に流される。愛する妻のもとへ帰るという決意を胸に、大自然の中でたった一人どうにか生きのびようとするが……。苦難を乗りこえ、強くたくましく成長してゆくアベルの、心あたたまる愛の物語。(フェニックス賞受賞)

ブックプロジェクトのテーマ

この作品は、リテラ言語技術教室の「ブックプロジェクト」で制作されたものです。ブックプロジェクトのコンセプトは、「つながる読書」。本・人・体験と自分をつなげながら、作品づくりに取り組んできました。詳しくは「ブックプロジェクトが始まりました」をご覧ください。
火起こし道具を作って研究発表したKくんは、「サバイバル」をテーマに、たった一人、無人島で生き抜かねばならなくなったアベルの物語を読んでいます。

作品の紹介

「自力で生き抜く大変さ」
小5 K・Y君



ぼくは、『アベルの島』という本を読みました。なぜ、この本を読んだかというと、ぼくは、火おこし道具を作って、サバイバル生活の大変さを知ったからです。
 
ある日、森で、ねずみのアベルとアマンダがパーティーをしました。二人は、結婚したばかりで幸せいっぱいです。ところが、アベルが強風にふきとばされて、気がつくと、無人島にいました。アマンダと、はなればなれになりました。そこで、住む場所や、食料を探しました。それと川をどうやって渡るか考えました。そうして、アベルは、無人島で一年間くらしました。やがて、アベルは、川の流れが弱くなったときに、泳いで渡りました。そこから町まで、ずっと歩いて、おくさんのアマンダに再会しました。アベルはたくましくなり、町でくらすようになっても、島にあったいろいろなものを身近に感じるようになっていました。

この本を読んで印象に残ったことは、アベルが今まで学んだことをいかして生活しているところです。

アベルは食料になるものを毎日探して過ごしました。今までに読んだ本の知識を役立てて、キノコや野生のタマネギを見分けることができました。アベルは学校で、昔の人が火を起こすやり方を勉強していました。そして、落ちている枯れ木のかけらと、ぼうっきれと、火種を作るための火口を探しました。それを使って狼煙を上げました。

ぼくは、アベルがかしこいと思います。もしもぼくだったら、植物やキノコを見分けるのは難しいです。火を起こすのも大変です。ぼくは、火を起こす難しさを知っています。

ぼくも、2月にリテラで、火おこし道具を作りました。

火起こし道具とは、火切り弓を上下に動かして、火切り棒を回転させ、火切り板との摩さつによって火を起こす道具です。

火起こし道具のはずみ車の穴を正確にあけないといけないのが難しかったです。また、ドリルを真っ直ぐにして、力を入れながら穴あけをするのがとても疲れます。数回やったら、指の皮がむけました。それに、火起こしをするときに、火きり弓を上下に動かし続けなければならないので、うでが疲れてだるくなりました。

実際に実験したら、けむりがでてきて、こげた臭いがしました。そのときは、嬉しかったです。しかし、火はつきませんでした。

この体験から、今は、チャッカマンやガスコンロなどですぐに火をつけられるけれど、そうした便利な道具なしに火を使うのは大変なことなのだとわかりました。

生きるために必要な水、火、食料などの大切さに改めて気がつきました。だから、それらを日常生活でも無駄にしないようにしたいです。そして、アベルのように学んだことを活かして、かしこくたくましい人になりたいです。

この本について

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