【ブックプロジェクト】「十二支のはじまり」×「いろいろなせいかくのあるおもしろさ」(小4 K・M君)

本の紹介

昔、ある年の暮れ、神さまが動物たちにおふれを出したんだと。「正月の朝、ごてんに来るように。来たものから順に12ばんまで、その年の大将にする」 ところがねずみはねこにうそを教えて…。
「MARC」データベースより

ブックプロジェクトのテーマ

この作品は、リテラの「ブックプロジェクト」で制作されたものです。ブックプロジェクトのコンセプトは、「つながる読書」。本・人・体験と自分をつなげながら、作品づくりに取り組んできました。詳しくは「ブックプロジェクトが始まりました」をご覧ください。

動物に興味がある小学4年生のK・M君は、前回の発表会では家で育てている「やどかり」について調べ、紹介しました。今回のブックプロジェクトでは、『十二支のはじまり』のおもしろさについて、さまざまな特徴を持つ動物たちと、さまざまな個性を持つ学校の友だちや自分を重ねながら考えました。

作品の紹介

「いろいろなせいかくがあるおもしろさ」
小4 K・M君

『十二支のはじまり』は、それぞれ動物たちのこせいがあるところが、おもしろいです。

昔、ある年のくれ、かみさまが、動物たちにおふれを出しました。動物たちは十二支になるために、正月の朝までにごてんに行くきょうそうをしました。さい初についたのは、ねずみです。さい後についたのは、イノシシでした。

ぼくが一番おもしろかったのは、動物たちにいろいろなせいかくのあるところです。たとえば、ねずみは、ずるがしこくて、ネコをだましたり、こっそり牛のせなかにのって一番になりました。ネコは、わすれんぼうで、ずるがしこいねずみにたよって、うそをつかれて、だまされてしまいます。牛は、のろまだけど、自分のことを知っています。だから、夜から歩いて、二番になりました。

ぼくは、十二支の中で、牛が好きです。なぜなら、少しくらい弱みがあっても、負けない気持ちがあるからです。

ぼくにも牛みたいに弱みがあります。ぼくは、算数のわり算が苦手です。だから、少しでもいいから、わり算の計算がうまくなりたいです。そのために、かけ算とわり算をたくさん練習して、計算を上手になりたいです。

もしも、ぼくが動物だったら、サーカスのクマみたいだと思います。理由は、体が大きくて、力が強くて、おもしろいからです。

ぼくの友達も、いろいろなこせいがあります。たとえば、足が速くてチーターみたいな子もいるし、足がおそくてもがんばりやさんな子もいます。けれども、こせいがあわなくて、けんかになったり、いけんがあわなかったりすることもあります。そんなときは、話し合うことが大切です。話し合えば、けんかしたげんいんがわかるし、それぞれのちがいがわかるからです。

この本を読んで、ぼくは、いろいろなせいかくがあるおもしろさがわかりました。いろいろなこせいがあると、どんなことがおきるのか、楽しみになります。みなさんもぜひ『十二支のはじまり』を読んでみてください。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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カテゴリー: ブックレビュー

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