リテラでは、生徒一人ひとりの興味・関心に基づいた学びの成果を、様々な方と分かち合う場として、年に一度、『生徒作品発表会』を開催しています。生徒たちは、発表会に向けた様々な準備を通して、実践的な発表の仕方を学んでいきます。
今回は、2019年3月に行われた「リテラ 生徒作品発表会」より、新小6 H・Kくん『ダイビングの魅力』を掲載致します。
聞いている人を美しい海の世界に誘いたいという思いから、趣味のスキューバダイビングを紹介しています。
作品について
講師からのコメント
本人の振り返り
- これはどのような作品ですか?
- 主にぼくが好きな魚をまとめました。紹介した魚はすべてスキューバダイビングで見られます。スキューバダイビングの楽しさが分かる作品です。
- どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
- ダイビングが好きで、いろいろな疑問が生まれたからです。
- 作品づくりで楽しかったことは何ですか?
- 色々な資料を見ていくうちに、新たな疑問がわいてきたことです。
- 作品作りを通して学んだことは何ですか?
- しゃべるときの態度です。
- 次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
- 発表の本番では、フラフラ動かないことです。
- 来年、研究したいことはありますか?
- ドラッグの影響。
- この作品を読んでくれた人に一言
- ダイビングはとても面白く楽しいです。ぜひ、スキューバダイビングをやってみてください。
生徒作品
新小6 H・Kくん『ダイビングの魅力』
皆さん、こんにちは。さて、突然ですが質問です。この中にダイビングをしたことがある方はいますか。ある方は手を挙げてください。ありがとうございます。この発表を通じて、ダイビングをする人が増えることを期待して、発表を始めたいと思います。
スキューバダイビングとは、ガスタンクを背負って海や湖などに潜るスポーツです。レギュレータは、口にくわえることで、ガスボンベから空気を送ります。ここの部分は「オクトパス」といい、パートナーのレギュレータに問題が起きた時、簡易的にレギュレータの役割を果たします。これはBCDといいます。BCDはライフジャケットと同質の役割を持っており、BCD内の空気を出し入れすることで、潜水したり浮上したりすることができます。ここは、空気を入れるタンクです。一般的に8Lと12Lのものがあります。タンクはとても重く、一つ14kgあります。
また、ここにある装備のほかにも、ダイビングをするには資格が必要です。様々な種類の資格がありますが、ぼくが持っているのは、ジュニアオーシャンダイバーです。この資格を持っていれば、約12mまで潜ることが可能です。一番深く潜れる資格を取ると、40mまで潜れます。
これは、マッコウクジラです。全世界に分布するクジラです。ダイオウイカにも勝ってしまうマッコウクジラは、かっこいいですね。チンアナゴと呼ばれるうなぎの一種です。モルディブなどで見られます。体長30cmと、とても細長いです。大抵は、砂の中に潜っています。とても可愛い顔をしていますね。これはウバザメです。世界で最も有名なサメの一つです。口の中が骨のような模様なので、死骸のように見えますが、死んではいません。これらは、僕自身、テレビや雑誌などでしか見たことない魚ですが、いつか実際に見てみたい魚です。
一方、僕がスキューバダイビングの資格を取得した伊豆の宇佐美では、それらとは違ったきれいな魚に、たくさん触れ合うことができました。当時、僕が書いたダイビングダイアリーには、追加装備の欄に「やる気」と書いてありました。多分、そのやる気で、僕は試験に合格することができました。ここでは、そこで出会った、特にお気に入りの生き物を紹介します。これは、トラウツボです。かむ力がとても強く、一度噛まれたら引き離せません。がらがどくとくで、おもしろいですね。ボラです。浜辺で持ち上げたとき、強烈な匂いがしました。カサゴです。刃のように鋭いヒレを持っています。目が大きくて、グロテスクです。
僕の今の目標は、小笠原の海で潜ることです。なぜなら、宇佐美のダイビングスポットの約3倍の透明度があり、遠くにいる生き物も鮮明に見られるからです。つまり、小笠原諸島でのダイビングのほうが、より海を満喫できるのです。最後に、僕がそこで特に見たい魚を紹介したいと思います。きれいな模様のゆうぜんです。インクを落としたような柄に興味を惹かれます。この青い魚が、ナンヨウブダイです。ミントのかおりのしそうな、きれいな青色です。色があざやかで、アメリカのお菓子のようです。これが、イトヒキアジです。長いいとがクラゲのようなので、きっと海で見かけたらびっくりしてしまいます。このような魚たちを見ていると、地域の違いによって、いろいろな種類があるのが分かります。また、水質や水温などにより、大きさが変わり、個体差が生まれたりもします。このような違いを見ることもダイビングの楽しみの一つです。
いかがでしたか。ダイビングをしてみたいと思いましたか? ここで紹介したことは、ダイビングについてのほんの一部です。広大な海が、不思議と発見に尽きないように、ダイビングの魅力もまた、無限大にあります。僕は、海という神秘的な場所で、知りたいことや見つけたいことがたくさんあります。だから、これからも、それらを探し続けたいです。皆さんも、スキューバダイビングで「海の探検家」になってみてはいかがですか。
5分という短い時間でしたが、これで発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。