リテラでは、生徒一人ひとりの興味・関心に基づいた学びの成果を、様々な方と分かち合う場として、年に一度、『生徒作品発表会』を開催しています。生徒たちは、発表会に向けた様々な準備を通して、実践的な発表の仕方を学んでいきます。
今回は、2019年3月に行われた「リテラ 生徒作品発表会」より、新小4 R・Wくん『月と地球』を掲載致します。
恐竜や宇宙など、科学に興味があるRくん。今回は、地球から一番近い天体である「月」の秘密に迫りました。
作品について
講師からのコメント
本人の振り返り
- これはどのような作品ですか?
- 月と地球が、どうやって影響をおよぼし合うのかについて紹介しています。
- どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
- 恐竜以外のことを学びたかったからです。
- 作品づくりで楽しかったことは何ですか?
- 月がどうやって誕生したのかについて、たくさん説があったことに驚きました。
- 作品づくりで難しかったことは何ですか?
- 発表時間の五分に、内容をおさめる方法を考えるのが難しかったです。
- 作品作りを通して学んだことは何ですか?
- 月にはいっぱい秘密があることを学びました。
- 次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
- もっと速く読めるよう練習したいです。
- 来年、研究したいことはありますか?
- 宇宙に関することを研究したいです。
- この作品を読んでくれた人に一言
- ありがとうございました。ぜひ、月のことを学んでください。そしてぜひ、月を見てください。
生徒作品
新小4 R・Wくん 『月と地球』
けんきゅうは、ずかんをつかって進めました。
月は、地球を回るたったひとつのえいせいです。地球から、38万4,400km遠くにあります。地球の四分の一の大きさで、重力は、六分の一ほどです。
太陽が当たっているところは、130℃と、とても暑く、当たっていないところは、-180℃と、ものすごく寒いです。
月が、どうやって、誕生したのかは、はっきりとは、わかっていません。ゆうりょくなのは、ジャイアント・インパクトという説です。地球ができたころ、ちがうてんたいが地球にしょうとつして、ガスやちりがちらばりました。それがひえて、地球のまわりをまわりはじめました。そして、みずからの重力で集まり、せいちょうしました。こうして月ができたのです。
月の表面には、クレーターが、たくさんあります。クレーターは、いんせきがしょうとつしたあとです。クレーターは、しょうとつのしょうげきで、おわんのような形になります。ないぶから、ようがんがしみ出して、クレーターをうめつくしたのが、月の「海」と呼ばれるところです。海と呼ばれていますが、じっさいに、水があるわけではありません。しみだしたようがんが、黒い岩(いわ)からできていたため、ほかの場所にくらべて、月の海は、黒っぽく見えます。
月の海に水はありませんが、月は、地球の海にえいきょうをおよぼします。太陽と月の重力のせいで、ちきゅうの海の水が、ひっぱられます。太陽と月のいちによって、ひっぱられる水の量が、変わります。しんげつの日と、まん月の日は、たくさんのかい水が引っぱられる、おおしおになります。半月の日は、こしおになります。これは、フランスにある、モン・サン=ミシェルというしゅうどういんです。しおがみちると、まわりは、海になりますが、しおがひくと、まわりは、りくちになります。
また、地球から見ると月の形が変わります。月は、地球のまわりをこう転しているので、地球からは、半分だけが明るい月を、いろいろなほうこうから見ることになり、形が変わって見えます。これが、月の満ち欠けです。明るいところがまったく見えないのが、新月です。そこから数えたにっすうを、げつれいと言います。半月は、だいたい、げつれい7、まんげつは、げつれい15です。
人類は、月に行ったことがあります。ソ連は、たんさ機を初めて月に送り、アメリカは、人類を初めて、月にちゃくりくさせることに成功しました。1969年、アポロ11号で人類は初めて月におり立ちました。ニール・アームストロングが、月の表面に立った時の、「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとってはいだいなひやくである」という言葉は、有名です。
ぼくは、このけんきゅうをとおして、月は、地球に一番ちかいてんたいですが、いっぱいひみつがあるということを学びました。こんや、もし晴れていたら、ほそい月が見えます。ぜひ、その月を見てください。
これで発表を終わります。聞いてくださって、ありがとうございました。