【ブックプロジェクト】「魔法の庭のピアノレッスン」×「ピアノを上手にひくには」(小3 T・R)

魔法の庭のピアノレッスン―魔法の庭ものがたり〈6〉 (ポプラ物語館)

本の紹介

夏のおわりのある日、ジャレットのもとにうれしい知らせがとどきました。はなれてくらす音楽家のパパとママがジャレットに会いにくることになったのです。(「BOOK」データベースより)

ブックプロジェクトのテーマ

この作品は、リテラ言語技術教室の「ブックプロジェクト」で制作されたものです。ブックプロジェクトのコンセプトは、「つながる読書」。本・人・体験と自分をつなげながら、作品づくりに取り組んできました。詳しくは「ブックプロジェクトが始まりました」をご覧ください。

小学3年生のT・Rさんは、発表会で「ピアノ」の構造や歴史について調べました。ブックプロジェクトのテーマは「ピアノを上手に演奏する」です。ピアノを上手に弾けるようになるためには、曲に込められた感情や風景を想像することが大事だと気づいた嬉しい体験を、作文にまとめました。

作品の紹介

「ピアノを上手にひくには」
小3 T・Rさん


私は、3さいから、ピアノを習っています。
5さいの時、ピアノの先生に、「イメージをしてごらん」と、毎回、言われていました。なぜなら、だんだんひきなれてくると、もっと速くひいて、先生のようになりたい、はやくひける方が上手だと思うようになっていたからです。だから「ゆっくりひきなさい」とか「イメージして」と言われても、よくわかりませんでした。そして、私は、いつも手ばかりを見て、ひいていました。間ちがえると、先生やお母さんが、かなしい思いをするかもしれないと心配で、指をまちがえたくなかったからです。でも、手ばかり見ていると、ぜんぜんイメージができません。 

練習を続けると、指がだんだんなれてきて、楽ふが、とても大切なことに気づきました。小さいときは、曲が速くてよくわからなかったけれど、大きくなったら、どんどん曲を聞けるようになりました。今、先生がひいているのをよく聞いたら、速いだけではないことがよくわかります。

そして、楽ふを見ると、たくさんのイメージが書かれていることに気づきました。「フォルテ」は強く、「メゾフォルテ」は少し強くなどです。それ以外にも先生の楽ふには、手書きでいろいろなイメージが書かれていました。楽ふには、作った人の気持ちや、曲のイメージなど、えんそうするのに大切なことが書かれているのです。そして、先生が、その通りにひいていることも、わかってきました。

私も先生のいっていたように、曲のイメージを大切にしてひきたいと、おもうようになりました。今ではもう、毎回先生に注意されることはなくなりました。なぜかと言うと、大きくなって自分でイメージできるようになったからです。

でも、たまにイメージがうまくできないことがあります。
それは「ロンド」という、とてもむずかしい曲を練習しているときのことでした。

ある日、リテラの先生といっしょに、『ハーブの庭』を読むと、ピアノをひくときに大切なイメージのことが、いろいろ書いてありました。主人公のジャレットのお母さんは、プロのピアニストです。でも「秋のプレリュード」という曲をうまくひけずに、こまっていました。 すると、秋のハーブの庭をイメージしたひき方を、ネズミたちが教えてくれたのです。 
「曲の始まりは、朝のしずくが落ちるように」「ハチがうなるように」
すると、お母さんは、秋の庭をイメージして、曲を上手にひけるようになりました。 

私も、物語を参考にして、楽ふに、
「友達と会った時のように、楽しい気持ち」「友達が帰ってしまったときのように、さびしい気持ち」「歩いているときのようなリズム」
と、楽ふに書いてみました。すると、イメージがふくらんで、じょうずに ひくことができました。そして、月曜日にピアノ教室へ行ったら、先生から、「うまくひくて、よかったね」と言ってもらえたので、とてもうれしかったです。 

イメージとは、だれでも上手にピアノをひけるようになる力を持つ「魔法」とも言えるでしょう。ピアノを習っている人は、ぜひ、この本を読んで、イメージの仕方を学んでください。イメージをすることは、楽器をえんそうするときも、歌を歌う時も大事なことです。だから、ピアノを習っていない人も、ぜひ読んでみてください。 

これで、わたしの発表をおわります。ありがとうございました。 

この本について

キーワード:音楽 演奏 楽器 想像 成長 

カテゴリー: ブックレビュー, 生徒作品

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