今年は、早くも桜の花が満開となりました。
今回は、3月23日の授業で行った『桜の花の観察作文』をご紹介します。
桜の花を手にとり、見た目や触り心地、香りについて感じたことを言葉で表現すると同時に、観察の手順をまとめる練習をおこないました。
この観察で大切なことは、花の作りと部分ごとの名称を覚えることです。部分ごとの名称を覚えることで、観察の視点を得ることができます。こうしたものの作りや観察力を養う取り組みは、国語だけでなく理科としての側面も持ちます。
Rさんは、花びらを観察をはじめるとすぐ楽しそうに、「花びらは、ハートの形ににている。」「めしべは、つくしみたい。」と、花の部分を似ているものにたとえてくれました。
たとえの表現を使うことで、作文を読んだ人に桜の花の様子がよく伝わります。Rさんの作文から、桜の花の細かな形から、花全体の柔らかさ、可愛らしさが伝わってきます。
「さくらのかんさつ」
小2・Rさん
三月二十三日、わたしは、さくらのかんさつをしました。
まず、よく見てみました。花びらは、五まいです。花びらの形は、ハート型に少しにています。めしべは、つくしのような形をしています。おしべには、かふんがついていて、たんぽぽに花がないような形をしています。がくは、星型をしていています。そして、ぜんたいは、きみどりだけれど、あかむらさきのもようがついています。
つぎに、さわってみました。花びらは、つるつるでさらさらしています。がくのきみどりのところから、毛がはえていました。がくをさわったかんじは、ざらざらしていました。さくらのがくをもって回してみると、せんぷうきみたいでした。
そして、音を聞いてみました。さくらのがくをもってまわしてみると、ゆびとこすれ合って「サラサラ」と、音がしました。
さいごに、においをかいでみました。すると、はっぱのにおいと、甘いにおいがしました。