『自分でかっこよく作った風船ロケットカー』(新小4 N・T君)


リテラでは、生徒一人ひとりの興味・関心に基づいた学びの成果を、様々な方と分かち合う場として、年に一度、『生徒作品発表会』を開催しています。

今回は、『自分でかっこよく作った風船ロケットカー』(新小4 N・T君)を掲載致します。

作ることが好きな新小学4年生のN君。今回は、自分だけの「風船ロケットカー」を作って、実際に走らせてみました。

その他の発表動画は、「2022年 生徒作品発表」をご覧ください。

作品について

本人の振り返り

これはどのような作品ですか?
風船がエンジンになっている、車を作りました。
どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
車が好きだからです。
作品づくりで楽しかったことは何ですか?
ドリルで穴をあけるのが楽しかったです。
作品作りを通して学んだことは何ですか?
風船をエンジンがわりにできることに驚きました。
次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
自分で考えて、発表会に出たいと思います。
来年、研究したいことはありますか?
戦車の弾はどこまで飛ぶのか?
この作品を読んでくれた人に一言
来年の発表も聞いてください。

生徒作品

『自分でかっこよく作った風船ロケットカー』(新小4 N・T君)

僕は、図工が好きです。想像がふくらんで、どんどんつくることができます。だから、リテラでも、ものをつくる研究をしたいと思いました。

今回は、風船ロケットカーを作ることにしました。参考にした本は、『科学のじっけん大図鑑』です。

車体のデザインを考えて、ダンボールに描いていきました。ところが、車体のせんたん部分が、うまくいかず、なっとくいかなかったので、描き直しました。

こちらは、書き直した車体をカッターで切っているところです。むずかしそうに見えるかもしれませんが、実は、まっすぐな線が多く、切りやすかったです。

次は、車体に日の丸を描いて、赤くぬりました。スポーツカーと言えば、赤というイメージがあったからです。のりしろの部分も、日の丸のように紅白(こうはく)になるよう、白くぬりました。

これは、土台となる段ボールを切りぬいているところです。この後、土台を白くぬりました。

次にペットボトルのキャップの中心に、ドリルで穴をあけました。これは、タイヤになります。ドリルがキャップをかんつうする時、きもちがよくて、もっとやりたいと思いました。タイヤは黒くぬって、竹ひごにつけました。それを土台に取りつけました。

車体ののりしろを交互におり返します。それぞれののりしろに、両面テープをはり、車輪つきの台座にはりつけます。

土台が固定できたら、エンジンである風船をつけていきます。まずは、風船のせんたん部分を、はさみで切ります。切り終えたら、2本の曲がったストローを合わせて持ち、長い方を風船に差し込みます。空気が漏れないよう、きつくしめてテープで巻きました。しかし、息をふきこむと、空気がもれたので、またテープできつくまきました。そして、息をいれてみると、大きくふくらみました。ストローを車体にはさんで、テープでくっつけました。

これで、風船ロケットカーが完成です。

そして、教室のろうかをつかって、進んだきょりを計りました。できるだけ風船をふくらませます。それから、スタート地点から走らせて、止まったところにしるしをつけます。スタート地点から走ったきょりをまきじゃくを使って計ります。

実けんは、2月2 日と2月9日におこないました。

最下位は2月2日の、第1回と第3回の2m53cmでした。この日は、4回中3回が、左に曲がって、かべにぶつかってしまったので、きょりが短くなってしまいました。
一番きょりが長かったのは、2月9日、第3回の3m76cmでした。2月2日のときには、左に曲がってしまったので、スタートのときに、右向きで発射するように気をつけました。

みなさん、いかがでしたか。風船ロケットカーを作ってみたくなりましたか? 風船ロケットカーは、材料をそろえれば簡単に作ることができます。自分の好きなデザインでつくれるところがみりょくです。しかし、走らせるには、コツがいります。上手に走らせることができるように、実験をしてみると面白いですよ。

これで、ぼくの発表をおわります。ありがとうございました。

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この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: 生徒作品

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