【生徒作品】『星と人間の一生』(新小5 S・Yくん)


リテラ言語技術教室では、生徒一人ひとりの興味・関心に基づいた学びの成果を、様々な方と分かち合う場として、年に一度、『生徒作品発表会』を開催しています。生徒たちは、発表会に向けた様々な準備を通して、実践的な発表の仕方を学んでいきます。

今回は、2019年3月に行われた「リテラ言語技術教室 生徒作品発表会」より、新小5 S・Yくん『星と人間の一生』を掲載致します。

星と人をくらべ、宇宙に浮かぶ星のダイナミックな一生や、人の生き方について学びました。

その他の発表動画は、「2019年3月 生徒作品発表会 発表動画一覧」をご覧ください。

作品について

講師からのコメント

星と人間、大きさも形もちがうけれど、生まれ、年老い、またつながっていくのは、同じなのですね。この社会をどう生きるか、また、どう年老いていくべきか、考えさせられました。みんなが生きがいを持ち、星のように輝ける社会を目指していきたいですね。

本人の振り返り

これはどのような作品ですか?
星と人間をくらべながら、それぞれの一生を伝えました。
どうしてこの作品をつくりたかったのですか?
星と人間の生き方がどのようにちがうか、知りたかったからです。また、宇宙や、私たちの生き方に興味がありました。
作品づくりで楽しかったことは何ですか?
本でいろいろなことを学べたことです。もっとブラックホールについて知りたいです。
作品づくりで難しかったことは何ですか?
本に書いてある文をまとめることです。
作品作りを通して学んだことは何ですか?
星と人間のじゅみょうは、まったくちがうことです。これからの人生、どんな生き方をすればいいのかを考えていきたいです。まずは、大人を見習いたいです。
次に活かしたいことや、気をつけたいことはありますか?
自分のことについても、よく考えていきたいです。
来年、研究したいことはありますか?
次は、人間は、なぜ動くか知りたいです。
この作品を読んでくれた人に一言
読んでくれて、ありがとうございました。ぜひ、どんな生き方をすればよいのかを、考えてみてください。

生徒作品

新小5 S・Yくん『星と人間の一生』

去年の8月、青森県に行って、望遠鏡で土星と木星を見ました。土星の周りに、本当にわっかがついていることに、おどろきました。こうした星も、いつかは、人と同じように死んでしまうことを知り、今回、星と人の一生について、調べてみました。

研究は、図鑑をたくさん読み、資料をまとめて進めました。

まず、星の誕生についてです。宇宙には、ガスやちりが集まってできた暗黒星雲があり、この中で、星のたまごができます。暗黒星雲のガスやチリが、ひらべったい円盤のように集まり、うずまきはじめます。そして、たくさんの星が輝きはじめます。こうして誕生した赤ちゃん星ですが、年齢は、もう5000歳です。

わたしたちの命は、お母さんのおなかの中で作られます。お母さん、お父さんから、い伝子が結びついて、始まります。性別をはじめ、いろいろな情報が、両親からのい伝子によって受けつがれます。人間の赤ちゃんは、一人で生きていくことができません。だから、まわりの大人は、あたたかくつつみ、おっぱいを飲ませ、しずかにねかせてあげます。その間に、ないたり、笑ったりしながら、やがて、はったり、歩いたり、はしったりできるようになります。そして、まわりの人のまねをして言葉をおぼえ、好きなことにむちゅうになり、ぐんぐん知えをのばしていきます。

宇宙では、たくさんの赤ちゃん星が生まれると、まわりのチリやガスは、すっかり吹き払われ、青白い星の群れだけが残ります。やがて、この星たちも、あちこちに散らばって、ひとり立ちをしていきます。

人間の子どもも、せや、体が大きくのび、体の仕組みができていきます。15歳ぐらいになると、大人にたよらず、自分の力をためしたり、自分の考えで、ちょうせんしたくなります。20才をこえると、60兆の細ぼうがみなそろい、子どもを生む体のしくみが、ととのいます。もう、りっぱな大人です。

宇宙にも、太陽と同じような、大人の星が、何千億個もあります。太陽だけが特に地球に近いので、あんなに明るく見えるのです。太陽の年齢は50億歳で、人間でいえば、みなさんのお父さんぐらいの年齢です。

人間は、大人になると、社会に出て働きます。仕事には、たいへんなことが、いっぱいあります。
しかし、人のやくにたつと、達成感を得ることができます。自分らしい、やりがいのある仕事を見つけることが大切です。また、次の世代を育てるのは、大人の大事な役わりです。育児をすると、子どもの成長に合わせ、人間のことを知ることができます。子育てはむずかしいけれど、子どもといっしょに、親自身も、成長していきます。

星のさいごは、重さによって、ちがいます。年をとった重い星は、ぐんぐんふくらんできて、温度も低くなり、真っ赤な色になります。その後、太陽くらいの重さの星は、表面のガスがゆっくりはがれ、中心に、小さな白色矮星(はくしょくわいせい)が、残されるだけです。太陽よりうんと重い星は、年老いて大きくふくらむと、自分の体重がささえられず、きゅうにつぶれだし、とうとう最後には、爆発します。太陽の八倍くらいの重さの星は、爆発した後、白色矮星(はくしょくわいせい)よりも小さな、中性子星(ちゅうせいしせい)になります。さらに重い星は、もっと小さくつぶれ続け、ブラックホールになります。ブラックホールは、とても強い重力で、光さえ、のみこんでしまいます。

人間の体は、30歳から、だんだんと、おとろえていきます。しかし、年をとっても、自分にかちがあると思ってくれる人の存在や、具体的な手助けによって、生きがいが高まります。最後まで、自分の人生に対して、前向きに生きることができる社会であることが、理想です。死は、だれにでも、いつかおとずれます。死を受け入れることは、かんたんではありません。おごそかな死をむかえたい人には、さまざまなケアなどを通して、サポートが行われています。

星の大ばく発でとびちったガスは、また、宇宙の暗黒星雲の中に、まぎれこんで行きます。やがて、その黒雲の中から、たくさんの赤ちゃん星が、うまれて行きます。ぼくたちの太陽も、こうして五十億年前に生まれた、何世代目かの恒星なのです。そして、ぼくたちの命も、宇宙の星と同じように、何世代もつながってきたものなのです。

この研究を通して、ぼくは、どんな生き方をすればいいのかが大切なのだと感じました。みなさんも、ぜひ、自分の生き方について、考えてみてください。これで発表を終わります。聞いてくださって、ありがとうございました。

カテゴリー: 生徒作品

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