
前回までは、各学年の読みについてお伝えしました。
今回から、説明する文章の書き方をお伝えします。
まずは、順序立てて説明する文章の書き方です。
ポイントは次の2つです。
- 1. いつ・どこで・誰が・どうしたをしっかり書く
- 2. 順序を示す「つなぎことば」を使う
1. いつ・どこで・誰が・どうしたをしっかり書く
まず、書き始めは、「いつ、どこで、誰が、どうした」から始めましょう。
これは、誰かに説明する文章を書く際の基本です。
「三月二十三日、わたしは、さくらのかんさつをしました」
順序を示す「つなぎことば」を使う
順を追って説明する時には、順序を示す「つなぎことば」を使いましょう。
順序を示す「つなぎことば」には、次のようなものがあります。
- まず・最初に
- 次に
- そして・また
- さらに
- 最後に
ただし、これらは、「次に進む」ことを示すことばの「表現」を変えているに過ぎず、決まった順番があるわけではありません。
また、手順が多くなるのなら、箇条書きにしたり、番号や見出しをつけて書くほうがわかりやすいと言えます。
小2 Rさん
(教室の作文から)
三月二十三日、わたしは、さくらのかんさつをしました。
まず、よく見てみました。花びらは、五枚です。花びらの形は、ハート型に少しにています。めしべは、つくしのような形をしています。おしべには、かふんがついていて、たんぽぽに花がないような形をしています。がくは、星型をしていて、たんぽぽに花がないような形をしています。そして、ぜんたいは、きみどりだけれど、あかむらさきのもようがついています。
つぎに、さわってみました。花びらは、つるつるでさらさらしています。がくのきみどりのところから、毛がはえていました。がくをさわったかんじは、ざらざらしていました。さくらのがくをもって回してみると、せんぷうきみたいでした。
そして、音を聞いてみました。さくらのがくをもってまわしてみると、ゆびとこすれ合って「サラサラ」と、音がしました。
さいごに、においをかいでみました。すると、はっぱのにおいと、甘いにおいがしました。
このように、順序を示す「つなぎことば」を使うことで、わかりやすい文章を書くことができます。
次回は、「くらべる」説明文の書き方をお伝えします。
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