文章を読むときにはイメージの力が大切。
想像力が試されるリテラの問題にチャレンジしてみよう!(小3~小4の水準)
この問題が解けないと、中学受験はちょっと心配。
ぜひお子様とやってみてください。
問題
答え
解説
もう一度、文章を読んでみましょう。
なれるとなんとも思わないが、なれるまでは、一人でそれを使うのは、少しこわいかもしれない。まず、金ぞくの箱に入る。金ぞくの箱は、おとながやっと四人入れるくらいのものから、かなりたくさんの人が入れるものまである。箱の中には、数字の書いてあるボタンがある。ボタンをおすと、ドアがとじ、金ぞくの箱が動き出す。動き出すときと止まるときは、体がふわっとする感じや、重くなる感じがする。ふたたびドアが開いて外に出ると、そこは箱に入った場所とはちがう場所である。
答えがわかって読むと、すんなりイメージできるのではないでしょうか。
この問題からわかることが、ふたつあります。
ひとつは、「読解には体験が必要」ということ。もうひとつは、「複数のイメージをまとめる力が必要」ということです。
読解には体験が必要
この問題は、エレベーターをよく使う子と、そうでない子で、正答率が異なります。
自分と関わりのない世界のことは、うまく想像できないのです。
文章からイメージをつくるには、その元となる知識や体験が必要です。
もちろん、本に書かれていることをそのまま体験している必要はありませんが、水の冷たさや火の熱さ、嵐のおそろしさ、誰かを好きになるドキドキ、一歩を踏み出す緊張感など、自分の体験を本の世界と結びつけることができれば、想像はぐんとリアルになります。
机から離れた現実世界での生の体験が、実は読解問題には大切なのです。
読解には複数のイメージをまとめる力が必要
この問題でよくあるミスは、「電車」「ジェットコースター」などです。
いずれも、文章の一部の記述に引っ張られてしまった結果です。
正確に文章を読み解くには、全体を一つのイメージに統合しなければなりません。
そのために必要になるのが、複数の情報を「保持する」ことです。
私達が一度に保持できる情報の量には限りがあります。
あわてていたり、不安があったりすると、その量はさらに少なくなります。
リラックスして、断片的なイメージをひとつの情景にまとめあげていく感覚を養うことが大切になります。
イメージの力は育てられる
正解したあなたは、文章からイメージを作り上げる力がある、想像力豊かな人です。
きっと読解問題でも、描かれている場面をしっかりと想像できているでしょう。
さらにたくさんの文章に触れることで、より鮮やかにイメージする力が身につきます。
間違えた人も大丈夫。
イメージする力は、育てることができます。
お気に入りの物語を一冊、ゆっくり、じっくり、想像しながら読んでみましょう。
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