- 作者名:ビバリー・ドノフリオ
- おすすめ:小学校1~2年
- ジャンル:物語(ファンタジー・空想的・SF)
- キーワード:2019年ブックプロジェクト 友情
本の紹介
マリーとネズミ。マリーのむすめのマリアとネズミのむすめのネズネズ。みんな、おなじいえにすむ、ないしょのおともだちでした―細部まで描きこまれた遊び心いっぱいの絵と、とびきりゆかいなお話。
「BOOK」データベースより
ブックプロジェクトのテーマ
ハリネズミについて研究したM・Nさんは、ブックプロジェクトでは、ネズミの出てくる絵本『ないしょのともだち』を読んで、友情について考えました。幼馴なじみの友達の魅力を言葉することで、大人になっても仲良くしたいという思いを、新たにすることができました。
作品の紹介
「マリーとネズミの友情」
小5 M・N君
私が『ないしょのともだち』を読んだのは、低学年のころでした。この本は、秘密の友だちが欲しい人におすすめです。なぜなら、この本は、ひみつの友達が成長していって、それを見ていると、自分も友達になったような気持ちになれるからです。そして、私は、本に描かれた、家の中の秘密を見つけるのが好きなので、それをしているとき、つかれがいやされていきます。そういうところも、この本のおすすめです。
それでは、あらすじを紹介します。主人公は、マリーとねずみです。ニ人とも五人家族です。ある日、マリーは夕飯の片付けをしていて、絨毯の上に、フォークを落としてしまいました。マリーの家の物置部屋の中にすんでいる、ねずみも、夕飯の片付けをしていて、スプーンを床に落としました。マリーは、フォークを拾おうとして、床にかがんだとき、かべに開いた穴の先に、ねずみがいることに気づきました。ねずみも、スプーンを拾おうとして、マリーに気づきました。けれど、二人は、このことをないしょにしました。なぜなら、マリーは、お母さんとお父さんから、ねずみは、かみつくから近よらないようにと、ねずみは、人間は意地悪だから近よらないようにと、言われていたからです。それから、毎晩、二人はフォークやスプーンを落として拾う時に、小さな壁の穴ごしに、手をふりあいました。
二人は大きくなり、大きな家から出ていき、会えなくなってしまいました。けれども、二人の部屋には、家族の写真と一緒に、マリーの部屋にはネズミの絵が、ねずみの部屋には、マリーの絵がかざってありました。やがて、マリーはお母さんになり、家族と一緒に大きな家で暮らすことになりました。なんと、その家に、あのネズミの家族も引っ越してきたのです。そして、マリーの子どものマリアと、ねずみの子どものネズネズは、本を床に落として、お互いに気づきました。それから、毎晩、本を落としては、手をふりあいました。そして、ある夜、二人は勇気を出して、マリアはネズネズの家の中を、ネズネズは、家の外をのぞきこみました。すると、ふたりは目が合い大きなひそひそ声で、「おやすみなさい」と、いいました。
マリーとネズミは、大人になってもひみつの友達でした。私にも大人になっても仲良くしたい友達がいます。それは、保育園のころからの幼なじみ、「ともちゃん」です。ともちゃんは、やさしくて、私と気が合います。
ある日、ともちゃんと、弟くんと、その友達が公園で遊んでいるのを見かけました。自分よりも小さい子遊ぶ時は、遊び方もちがうし、その子がケガをしないように気をつけてあげないときいけません。ともちゃんは、小さい子達と、楽しそうに遊んでいて、それを見た私は、「やさしいな、えらいな」と思いました。
私も小さい子と遊ぶのが好きです。同学年の友達と遊ぶのとは、ちがう楽しさがあります。かわいくて、お世話をしてあげていなと思います。私と、ともちゃんは、そういうところが気が合うと思います。
もし、マリーとネズミにあえたら、マリーには「ひみつをお母さんたちにはなさなくて、やさしいね」と言ってあげたいです。ネズミには、「結婚して、お母さんになったんだね!無事にすごせてよかったね。」と言ってあげたいです。
私と、ともちゃんも、大人になって、お母さんになっても、赤ちゃんや家族みんな一緒に仲良くしたいです。