【ブックレビュー】『アンジェリーナのハロウィーン』(キャサリン・ホラバード)

アンジェリーナのハロウィーン (講談社の翻訳絵本)

内容紹介

ハロウィンの夜、アンジェリーナは、なかよしのアリスと二人で、ほたるのかそうをします。いもうとのポリーも、ほたるになりたかったけれど、小さいので、シーツをかぶっておばけになりました。家々をまわり、村はずれのふるびたおやしきをぼうけんするアンジェリーナたち。ところが、村にかえってみると、シーツをかぶったおばけは、ポリーではなくなっていました。

ブックトークのヒント

読む前に問いかけてほしいこと

  • あなたは、ハロウィンのかそうをして、おかしをもらいにいったことはありますか。ある人は、そのとき、どんなかっこうをしましたか。ない人は、あなただったら、どんなかっこうをしてみたいですか。
  • あなたは、「まだ小さいから◯◯をしてはだめだ」と言われたことはありますか。そのときのことを思い出してみましょう。

読んだ後に問いかけてほしいこと

  • ポリーは、いつ、アンジェリーナとはぐれてしまったのでしょう。ふりかえってみましょう。
  • アンジェリーナは、どうして来年はポリーと同じかそうをしようと思ったのでしょうか。考えてみましょう。

関連ワークショップ

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この本について

キーワード:家族  ハロウィン 

ハロウィンのかそうをして、おかしをもらうために、村々をねりあるく子どもたち。空き家になったおやしきで、きもだめし。ハロウィンらしい、楽しいお話です。

妹は、かわいいけれど、いつもまねばかりされると、少しうっとうしい。そんなアンジェリーナの気持ちに共感するお姉さんやお兄さんは、少なくないでしょう。しかし、アンジェリーナは、大切な妹がいなくなってしまうことは、ハロウィンのおばけよりずっとこわいことだと気がつきます。姉妹・兄弟のいる子どもたちにぜひ読んでもらいたい一冊です。もちろん、一人っ子だって楽しく読めますよ。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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