【ブックプロジェクト】『キップをなくして 』

キップをなくして (角川文庫)

内容紹介

改札から出ようとして気が付いた。ないない、キップがない!「キップをなくしたら駅から出られないんだよ」。どうしよう、もう帰れないのかな。キップのない子供たちと、東京駅で暮らすことになったイタル。気がかりはミンちゃん。「なんでご飯を食べないの?」。ミンちゃんは言った。「私、死んでいるの」。死んだ子をどうしたらいいんだろう。駅長さんに相談に行ったイタルたちは―。少年のひと夏を描いた鉄道冒険小説

ブックプロジェクトのテーマ

小学5年生M・Iさんの「ブックプロジェクトのテーマは「生と死」です。

作品の一部の紹介

人間は永遠の命を持っていません。でも、地球上の生き物すべての魂が「コロッコ」でできていて、人間もその一部であり、永遠に生まれ変わり続けることができることを知り、私も、みんちゃんと同じように、死ぬことが恐くなくなりました。でも、生きることを決断することも、死ぬことを決断することも、同じくらい難しいことだと知りました。

講師コメント

「限られた場所で永遠に生きるか、命に限りはあるけれど自由に生きいきる人生を選ぶか。それとも…」驚異の生命力を持つプラナリアを飼育、研究したMさんが、生と死の意味について考えてます。

キーワード:生命  鉄道  冒険 成長 仕事 

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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