内容紹介
改札から出ようとして気が付いた。ないない、キップがない!「キップをなくしたら駅から出られないんだよ」。どうしよう、もう帰れないのかな。キップのない子供たちと、東京駅で暮らすことになったイタル。気がかりはミンちゃん。「なんでご飯を食べないの?」。ミンちゃんは言った。「私、死んでいるの」。死んだ子をどうしたらいいんだろう。駅長さんに相談に行ったイタルたちは―。少年のひと夏を描いた鉄道冒険小説
ブックプロジェクトのテーマ
小学5年生M・Iさんの「ブックプロジェクトのテーマは「生と死」です。
作品の一部の紹介
人間は永遠の命を持っていません。でも、地球上の生き物すべての魂が「コロッコ」でできていて、人間もその一部であり、永遠に生まれ変わり続けることができることを知り、私も、みんちゃんと同じように、死ぬことが恐くなくなりました。でも、生きることを決断することも、死ぬことを決断することも、同じくらい難しいことだと知りました。
講師コメント
「限られた場所で永遠に生きるか、命に限りはあるけれど自由に生きいきる人生を選ぶか。それとも…」驚異の生命力を持つプラナリアを飼育、研究したMさんが、生と死の意味について考えてます。
カテゴリー: ブックレビュー