【ブックレビュー】『おおきいツリー ちいさいツリー』(ロバート・バリー)

おおきいツリー ちいさいツリー

内容紹介

クリスマスがちかづいたある日、ウィロビーさんのおやしきに、トラックがとまりました。あおあおとした、みたこともないようなおおきなツリーがとどいたのです。ところが、おおひろまにたててみると、さきがてんじょうにつっかえてまがってしまいました。ツリーのさきをちょんぎると、ちょうどいいぐあい。いらなくなったさきっぽもすてきなちいさなツリーになりました。さて、ちいさなツリーはだれにおくられるのでしょうか。

ブックトークのヒント

読む前に話し合いたいこと

  • クリスマスツリーに使う木は、モミの木といいます。写真を見て、実物を確認しましょう。
  • 写真中央がモミの木です。

    写真中央がモミの木です。

読んだ後に話し合いたいこと

  • さて、たくさんの家にクリスマスツリーがやってきましたね。だれの家にツリーがやってきたか、思い出してみましょう。七家族います。
  • クリスマスツリーにいろいろなかざりをかざったら、すてきですね。あなたなら、どんなツリーにしたいですか。絵をかいてみましょう。

この本について

キーワード:くりかえし クリスマス  

これでもかというくらい続く「くりかえし」の楽しい、クリスマスにぴったりの絵本です。モミの木の全体と先端の形の相似に注目したしかけがユニークです。大きなツリーの家にも小さなツリーの家にもそれぞれの家におとずれる幸せに、読み手の心もあたたまります。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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