リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。
今回は、2月1日(日)と2日(月)に、ワークショップ『豆博士になろう! いろいろな豆の標本作り教室』を開催し、幼稚園生から小学5年生の子どもたちが参加してくれました。
楽しいワークショップの様子を、写真と作文(抜粋)でご紹介いたします。
ワークショップの様子
『豆』ってなんだろう?
『まめ』(平山和子著 福音館)を読んで、豆とは何か、どんな種類があるのかを学びます。
豆の分類
ばらばらに置かれた豆を、色・形・手ざわりや、豆にまつわるヒントを元に、分類していきます。
正しく分類できたら、ボードに貼っていきましょう。
大豆の観察
見た目(色・形・大きさ)、手ざわり、におい、机に落とした時の音など、五感を使って大豆を観察します。節分などで見慣れた大豆も、よく見ると、新しい発見があります。
それぞれの豆と種類の比較
大豆を基準にして、それぞれの豆を比較します。また、同じ種類の豆をよく観察して、共通点を考えます。わかったことから、作文を書きましょう。
完成
豆を貼ったボードを、箱に収めて完成です。
生徒作品と作文
小2・Oさん
二月二日、リテラで、わたしは、だいずのかんさつをしました。
はじめに、目でよくみてみました。かたちは、まるです。色は、おうど色と、うすだいだい色をまぜた色でした。大きさは、こゆびのさきっぽぐらいでした。
つぎに、手でさわってみました。へそのところがすこしへこんでいます。つまむと、かたくて、なでると、つるつるしていました。
そして、耳で音を聞いてみました。おとしたら、「トントン」という音がしました。ゆびではじくと「ぴんぴん」という音がしました。
それから、はなで、においをかぎました。すると、きなこのだんごのかおりがしました。
さいごに食べてみました。かむと、かたくて、「カリカリ」という音がしました。かんでいると、すぐに豆が、こなごなになって、おくばの方にいってしまいました。かわは、ぺらぺらしていて味がしませんでした。みは、しぶいあじがしました。
わたしは、一つぎもんにおもいました。ほかのまめはどんなあじがするのかな?
『豆の研究を終えて』
小4・Sさん
二月二日、リテラで、私は、豆の研究をしました。これから、いろいろな豆をしょうかいします。
まず、大豆の仲間をしょうかいします。大豆の仲間には、大豆、黒豆、青豆などがあります。みんな、丸く、つるつるしています。そして、大きさは約一センチメートルくらいでした。
次に、ササゲの仲間をしょうかいします。ササゲの仲間には、小豆、大納言、ささげ、緑豆などがあります。みんな、表面がザラザラしていて、四角い形をしていました。
さらに、インゲンの仲間をしょうかいします。インゲンの仲間には、とら豆、うすら豆、金時、大福豆、花豆などがあります。みんな、大豆より大きいです。また、色やもようがたくさんありました。
また、エンドウの仲間をしょうかいします。エンドウの仲間には、赤えんどう、青えんどうなどがあります。みんな、表面がボコボコしていました。そして、大豆より小さかったです。
最後に、その他の豆をしょうかいします。ひよこ豆は、ひよこの頭の形をしていました。レンズ豆は、平べったく、黄緑色をしていました。落花生は、皮がうすむらさきで、その中身は黄色っぽい色をしていました。また、からはとてもかたかったです。コーヒー豆は、苦味があるにおいがしました。ただし、コーヒー豆は、マメ科ではないので、豆ではありません。
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保護者アンケートからの抜粋
- 最初から最後まで集中できていて、特に作品づくりは楽しんでいる様でした。完成した作品、作文の内容が予想以上のできで、本人も私もわくわくしました。(幼稚園年長 男子 保護者)
- 細かいところまでよく観察し、作文にまとめたと感心しました。色々な種類の豆を仕分けしてあり、本物の標本のようで面白かったです。 (小学2年生 女子 保護者)
- すてきな標本が出来上がりました。名前も入って、自分だけのオリジナルが完成しうれしそうでした。(小学5年生 男子 保護者)
- ヒントを見ながら豆を当てるのが楽しかったです。いろいろな種類の豆の特徴がわかりました。レンズ豆からレンズの名がついたことや、コーヒー豆は豆ではないことを知りました。(小学5年生 男子)
- 豆の標本を作るところが楽しかったです。豆についていろいろわかってよかったです。(小学2年生 女子)
リテラでは、これからも様々なワークショップを催してまいります。どうぞお楽しみに!