【ワークショップ報告】『春の野草でテラリウムをつくろう!』

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リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。
若葉の美しい4月は『春の野草でテラリウムをつくろう!』を開催しました。

草花を観察に行こう!

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春、私たちが意識しない道端に、たくさんの草花が芽を出しています。
今回のワークショップでは、まず、それらの草花を観察しに行きます。

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よく見てみると、コンクリートの割れ目や植え込みのかげに、カタバミやアメリカフウロなどが育っています。
少し気をつけて見るだけで、見慣れた風景の中にある豊かさに気がつきます。

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教室に帰ったら、いよいよテラリウムをつくりましょう。
想像を膨らませながら、びんの中に小さな風景を作っていきます。

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ジャングルや氷の世界、草原など、さまざまな情景ができあがります。

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作品ができあがったら、今日の体験をことばにしましょう!
作り方や感じたこと、作品の解説や繰り広げられる物語など、何を書いても構いません。

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生徒作品(一部)

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「森の川には、何がうつる」
小3 S・Y

四月二十三日、リテラで、ぼくは、テラリウムを作りました。

テラリウムの名前は「森の川には、何がうつる?」です。森の中にいるうさぎが、川を見つめているイメージです。中のざっ草は、カタバミです。小石は岩に見たてています。白い石は、川に見たてています。中の動物は、うさぎです。

中では雨がふっています。うさぎが、その雨にうたれました。雨つぶがいたいので、ジャングルの木で、雨やどりしています。その木の下で、くらいかなしい気もちになっています。そこで、川に何がうつるか考えながら、水面をずっと見つめているようなじょうきょうです。

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「春のおひるね、きもちいいよ!」
小3 A・T

四月二十四日、わたしは、リテラで、テラリウムを作りました。

わたしが作ったテラリウムを、しょう介します。ふうけいのテーマは、「春のおひるね、きもちいいよ!」です。

わたしは、石をおいて、ミーアキャットを上にのせました。そして、こけをミーアキャットのまわりにおきました。そして、葉っぱにミーアキャットの頭をのせて、おひるねをしている、晴れているジャングルふうけいにしました。見ていると、ミーアキャットが、だんだん、かわいく見えてきました。

わたしは、このテラリウムを家にもって帰って、本たなの上において、みんなで楽しもうと思います。

「小さな自ぜん」
小3 R・Y

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日曜日に、リテラで、わたしは、テラリウムを作りました。

テラリウムとは、じゃりやつちやすなをびんの中に入れてから、ざっ草をうえたり、人形をおいたりして、みどりのせかいを作ることです。

わたしが入れた人形は、オオカミです。でも、わたしはこれを「イヌ」ということにしました。名前は、メスなので『メイ』にしました。

このテラリウム作りで一番むずかしかったところは、地けいを作るところです。山を作ったりしゃめんを作ったりするのは、びんの入り口からしかできません。そのために、わたしは、スプーンとはしのりょう方をつかいました。

テラリウムを作りおわって、とてもいいにおいがすることに気がつきました。それは、土のにおいでした。なんだか気もちがゆたかになった気がします。いろいろな方向から見てみると、メイがたく山の自ぜんにかこまれていて、とてもしあわせそうでした。

わたしもいつかこんな場所に行って、
「おーい」
とさけんでみたいです。

あとは、おうちに持って帰って一年間このテラリウムを大事にしたいです。
わたしにとって、このびんは、思い出になると思います。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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