リテラの「考える」問題 ~文章からイメージをつくる その2~

文章を読むときにはイメージの力が大切。
想像力が試されるリテラの問題にチャレンジしてみよう!(小3~小4の水準)

この問題が解けないと、中学受験はちょっと心配。
ぜひお子様とやってみてください。

余裕があれば、どうしてその答えなのか、なぜ他の答えは違うのかを、説明してみましょう。

問題

A

B

C

A~C

答え

▼クリックして答えを見る
教室の考える答えは、「C」です。

もう一度、文章を読んでみましょう。

雲間から洩(も)れた月の光がさびしく、波の上を照らしていました。どちらを見ても限りない、物凄(ものすご)い波がうねうねと動いているのであります。

この描写から、人魚が見ているのは、「雲間から洩(も)れた月の光」と「どちらを見ても限りない、物凄い波」であることがわかります。
「C」の写真は、その「さびしい北の海」のイメージに最も近いと考えられます。

「A」は、空が星が見えるほど晴れていることや、ヤシの木の生えた島が見えることなど、「さびしい北の海」には合いません。
「A」を選んだ人は、「人魚」というイメージに引っ張られてしまい、文章よりも思い込みでイメージをしてしまったのかもしれません。

「B」の写真も、空が星が見えるほど晴れています。また、人魚に見えるのは「どちらを見ても限りない、物凄い波がうねうねと動いている」情景です。「岩の上に、女の人魚があがって」という描写はありますが、自分が座っている岩が見えるわけではありません。
「B」を選んだ人は、出てくる「単語」はよく捉えることができていますが、登場人物の視点から情景を想像するのが少し苦手かもしれません。

イメージの力は育てられる

正解したあなたは、文章からイメージを作り上げる力がある、想像力豊かな人です。
きっと読解問題でも、描かれている場面をしっかりと想像できているでしょう。
さらにたくさんの文章に触れることで、より鮮やかにイメージする力が身につきます。

間違えた人も大丈夫。
イメージする力は、育てることができます。
お気に入りの物語を一冊、ゆっくり、じっくり、想像しながら読んでみましょう。

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この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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カテゴリー: 教育コラム

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