リテラの「考える」問題 ~文章からイメージをつくる その1~


文章を読むときにはイメージの力が大切。
想像力が試されるリテラの問題にチャレンジしてみよう!(小3~小4の水準)

この問題が解けないと、中学受験はちょっと心配。
ぜひお子様とやってみてください。

余裕があれば、どうしてその答えなのか、なぜ他の答えは違うのかを、説明してみましょう。

問題

A

B

C

A~C

答え

▼クリックして答えを見る
教室の考える答えは、「B」です。

もう一度、文章を読んでみましょう。

昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。その雪の上からお陽ひさまがキラキラと照らしていたので、雪は眩(まぶ)しいほど反射していたのです。

「B」の写真は、「真白な雪」「雪の上からお陽ひさまがキラキラと照らしていた」「雪は眩(まぶ)しいほど反射していた」にぴったりです。

「A」は、雪が降っている写真です。しかし、「昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降った」「雪の上からお陽ひさまがキラキラと照らしていた」といった描写から、描かれている場面では雪が降っていないと考えられます。
「A」を選んだ人は、ひとつひとつの言葉はイメージできているものの、それをひとつの風景にまとめ上げることが少し苦手かもしれません。

また、「C」の写真からは、子狐が「眼に何か刺さった」と感じたほどの「強い反射」は感じられません。
「C」を選んだ人は、描かれているイメージが漠然としたまま、今回は自分の中の雪景色を当てはめてしまったのかもしれません。

イメージの力は育てられる

正解したあなたは、文章からイメージを作り上げる力がある、想像力豊かな人です。
きっと読解問題でも、描かれている場面をしっかりと想像できているでしょう。
さらにたくさんの文章に触れることで、より鮮やかにイメージする力が身につきます。

間違えた人も大丈夫。
イメージする力は、育てることができます。
お気に入りの物語を一冊、ゆっくり、じっくり、想像しながら読んでみましょう。

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この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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カテゴリー: 教育コラム

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