今年も、読書感想文の季節がやってきました。リテラでは、本を楽しみ、より深い読書を知るきっかけとして、読書感想文を活用しています。
第60回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書から、読書感想文を書く際のヒントをご紹介します。
一回目の今回は、小学校低学年(1~2年生)向けです。
本の紹介
『まよなかのたんじょうかい』
本の紹介
きょうは、さきちゃんのたんじょう日。でも、夜になっても、タクシーのうんてん手をしているお母さんが、帰ってきません。そのころ、お母さんは、道にたおれていた人をのせて、病院をさがしまわっていました。はたして、病院は見つかるのでしょうか。そして、さきちゃんのたんじょう会には、まにあうのでしょうか。
考えるヒント
- 家に帰ってきたお母さんの話を聞いたとき、さきちゃんはどう思ったのでしょう。まだおこっていると思いますか? りゆうといっしょに、書いてみましょう。
『どこかいきのバス』
本の紹介
お母さんとけんかして家をとびだしたぼく。知らない町で、「どこかいきのバス」にであいます。ひとりでに走るバスにのって、ぼくはどこへ行くのでしょう。
考えるヒント
- あなたなら、どこかいきのバスにのって、どこに行きたいですか?
- お母さんやお父さん、友だちとけんかしたあと、なかなおりしたことはありますか? なかなおりしたとき、どんなきもちがしましたか。くわしく書いてみましょう。
『ミルクこぼしちゃだめよ!』
本の紹介
西アフリカに住む少女ペンダが、頭の上にミルクの入ったおわんをのせて、お父さんにとどけにいきます。さきゅうや、おまつり、広い川をこえて、ぶじお父さんにミルクをとどけることができるのでしょうか。
考えるヒント
- だれかのために、がんばったことはありますか?
- また、かぞくの人や友だち、町の人たち、学校の先生は、あなたのためにどんなことをがんばっていると思いますか?
『ひまわり』
本の紹介
ひまわりのたねを見たことがありますか? あの小さなたねの中に、大きなひまわりとなる命がつまっているのです。土の中のたねが、芽をだし、成長し、花をつけ、そしてたくさんのたねをつけるまでのようすが、くわしくえがかれています。
考えるヒント
- ひまわりの花をかんさつしてみましょう。本にえがかれていたものと同じですか? 葉のかたちや、ちいさな花のようすなどを、くわしくかんさつしてみましょう。
次回は、小学校中学年向けの課題図書をご紹介します。