【ブックレビュー】『かぼちゃのひこうせんぷっくらこ』(レンナート・ヘルシング)

かぼちゃひこうせんぷっくらこ (えほんライブラリー傑作選 9)

内容紹介

おおぐまくんと、こぐまくんが、仲良くごちそうをたべていました。すると、こぐまくんの口に小さなタネが入ってしまいます。そのタネを植えてみると、大きなかぼちゃができました。かぼちゃのなかをくりぬいて、引っ越しがすんだら、海の旅へと出発です。

考えてほしいこと

読む前に問いかけてほしいこと

  • 飛行船がどうやって空を飛んでいるか知っていますか? お父さんやお母さんに聞いてみましょう。
  • 種をまいて、野菜や花を育てたことはありますか? ある人は、その時の気持ちを思い出してみましょう。

読んだ後に考えてほしいこと

  • くまたちは、なぜかぼちゃに引っ越したのでしょうか? ふりかえってみましょう。
  • もしも、あなたのまいたタネが大きな実をつけるとしたら、どんな実がいいですか? その実で何をしたいですか? 想像してみましょう。

関連ワークショップ

リテラでは、毎年、手のひらサイズのカボチャランタン作りのワークショップを開催しています。

この本について

ハロウィンのランタン作りに使われる大きなかぼちゃ。絵本のくまさんたちは、大きなかぼちゃをくりぬいて、船にしたかと思うと、次にはなんと飛行船にしてしまいます。他にもどんなものが作れるか想像してみるのも楽しいでしょう。

どんな時でも「それもまたたのし」と楽しむ二匹の姿は、子どもたちに生きる知恵を教えてくれます。詩のような繰り返しの文章の響きが魅力的な絵本なので、ぜひ、お子様と一緒に声に出して読んでみてください。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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