【ブックレビュー】『魔女たちのパーティ』(ロンゾ・アンダーソン)

魔女たちのパーティ (アメリカ創作絵本シリーズ 23)

内容紹介

ハロウィンの夜、おばけにへんそうしたファラディはわくわくしながら、ハロウィンパーティへでかけます。すると、満月の中に、空を飛ぶ魔女のかげを見かけます。ファラディは、好奇心のままに、魔女をおいかけ森の中へ入っていきます。そこで見たものは、大鬼、小鬼、魔女たちのパーティでした。

ブックトークのヒント

読む前に問いかけてほしいこと

  • あなたは、ハロウィンを知っていますか(知らないようでしたら、教えてあげましょう)。
  • ハロウィンパーティをしたことはありますか。そのとき、へんそうをしましたか。へんそうをすると、どんな気持ちになりましたか。

読んだ後に問いかけてほしいこと

  • 魔女たちは、コウモリのシチューを作っていましたね。魔女たちのパーティには、ほかに、どんな料理がならんでいると思いますか。楽しいおばけの料理を考えてみましょう。
  • もしもあなたがファラディだったら、次の年のハロウィンも、魔女たちのパーティへ行ってみたいと思いますか。それはなぜですか。

関連ワークショップ

リテラでは、毎年、手のひらサイズのカボチャランタン作りのワークショップを開催しています。

この本について

キーワード: ハロウィン 

ハロウィンは、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でした。現在は、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする行事になっています。日本でもずいぶんなじみぶかくなりましたね。リテラでも、毎年、手のひらサイズのカボチャランタン作りのワークショップを開催しています。

この物語に登場する鬼は、実にさまざまな個性をもっています。

へんそうしたファラディをみて「おばけぇ!」とこわがる子どもの大鬼もいれば、ファラディを食べようとする大人の鬼、お客さんとして大切にあつかってくれようとする小鬼のかあさんなど、実に魅力的です。

それだけに、それぞれユニークな個性を持つ登場人物たちに出会う場面ごとに、読者の心も動かされることでしょう。

大人の鬼が、ファラディをつるして、にえたったなべに入れようとする場面は、手に汗にぎるでしょうし、オットーが小鬼たちのまねをして、魔女のほうきに乗せてもらったものの、よたよたと頼りなさ気に飛ぶ場面は、思わずほほえんでしまいます。

こわさをきっかけに、安心したり、わくわくしたりと、さまざまに動く自分の「気持ち」に注目しながら、この絵本を楽しんでみてください。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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