【ブックレビュー】『ふわふわふとん』(カズコ・G・ストーン) 

ふわふわふとん―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)

内容紹介

冬がやってきました。やなぎむらの虫たちは、冷たい風にふかれて朝早く目がさめてしまいました。そこで、野原にあたたかい布団をさがしにでかけます。

考えてほしいこと

読む前に

  • 冬の朝、あなたは寒さに負けず、布団から出る工夫をしていますか。
  • 虫たちはどんなものを布団のかわりにするでしょうか。

読んだ後に

冬の間、冬眠をする動物や昆虫がいます。ところが、私たちは冬眠することができません。寒さに負けずに、冬を楽しくすごす方法を考えてみましょう。

この本について

キーワード: 昆虫 

虫たちの暮らす「やなぎむら」と、そのまわりの村々で繰り広げられる9つの物語の中から、冬にピッタリの絵本をご紹介します。

やなぎむらに冬がきました。やなぎハウスは暖かなのですが、風が強い日にはすきま風が入ってきます。そこで、虫たちは暖かな布団を探しに、野原に出かけました。そして、大きなガガイモの種をみつけます。みんなで力を合わせて、家まで運ぼうとしますが、雪がふりはじめてしまい、虫たちは寒さで動けなくなってしまいます。

冬の朝、布団からなかなか起きられない方もいらっしゃるとおもいます。この絵本を読むと、冷たい風や雪を思い出だし、おもわずぶるっと震えてしまいます。しかし、最後はガガイモの布団にくるまれて、気持ちよさそうに眠る虫たちと一緒に暖かな気持ちになれるお話です。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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