リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。
10月は『手のひらサイズのかぼちゃランタンを作ろう』を開催しました。
ワークショップ当日の様子
かぼちゃの顔をデザイン!
こわい顔 わらった顔 おどろいた顔。
お気に入りのかぼちゃに目と口を描きます。
かぼちゃの種をくりぬくぞ!
ナイフとノコギリで かぼちゃのヘタを切り取ったら スプーンで種をとります。
顔のパーツを切り取ります
小さなノコギリを上手に使って 目や口を切り取っていきます。
ハロウィンの世界を作ろう
舞台ではハロウィンの怖い話がはじまります。
蓮の実はカボチャとおばけを照らすステージライトをイメージして作りました。
怖いかぼちゃランタンが、おばけたちと一緒にハロウィンパーティーにやってきた!
大きな歯が自慢のかぼちゃランタン。
友だちは黒猫ちゃんです。
大きなおもちゃかぼちゃのランタンの鼻から、ひょっこり顔を出したのはセミの抜け殻!?
友だちのおばけが大集合!
人間を驚かすのが大好きだけれど、おばけたちはとっても仲良し!
体験をことばに
作品ができあがったら、今日の体験をことばにしましょう!
作り方や感じたこと、作品の解説や繰り広げられる物語など、何を書いても構いません。
生徒作品(一部)
「かぼちゃランタンの作り方」
小3 M・Y
十月十六日、わたしは、リテラで、かぼちゃランタンを作りました。
作り方をしょうかいします。
必要な材料は、かぼちゃ、カッターナイフ、スプーン、タネを入れるお皿、LEDライトです。
まず、かぼちゃのへたがついているところを、ライトが入るぐらいの大きさに丸く切り取ります。
次に、かぼちゃのたねをとります。中のすじがのこっていると、くさりやすくなってしまうので、しっかりとります。
そして、かぼちゃに顔をかきます。ランタンの光がたくさん見えるように、大きくかいてください。でも、目と口が、くっつきすぎると、きったときわれてしまうので、注意してかきます。
それから、カッターで目と口を切りぬきます。
さいごに、ライトを中に入れて、ランタンのかんせいです。
ランタンの入れ物にかざりをつけます。わたしは、デコパージュと、どんぐりと、造花の落ち葉と、まつぼっくり、カボチャのかざりを作りました。
わたしは、かぼちゃのたねをくりぬくところが楽しかったです。なぜなら、くりぬけばくりぬくほど、かぼちゃのたねがたくさん出てきて面白かったからです。
また、ハロウィンの世界をひょうげんできたこともうれしかったです。
わたしは、お化けやランタンなど、こわいものと、お花やおかしなど、かわいいものを組み合わせました。
ランタンの顔を作っている時が一番わくわくしました。わたしのランタンは、ぬいぐるみのようなかわいい顔にしあがりました。
「ランタンのはじまり」
小1 H・M
十月十六日、リテラで、わたしは、てのひらサイズのかぼちゃランタンをつくりました。
ランタン作りで一番むずかしかったところは、のこぎりで、目と口をきりとるところです。なぜなら、丸く切りたいのに、のこぎりがまっすぐいってしまうからです。
かんせいしたとき、じょうずにできてとてもうれしかったです。
これからランタンの物語をはじめます。
森のちかくの小川のそばに、大きな丸太の家がありました。その家には、リサという女の子と、いもうとと、おとうとと、お父さんと、お母さんの五人が住んでいます。
今日は、ハロウィンです。ハロウィンの夜には、森からおばけがやってきて、はたけのやさいにたまごをうみます。しかし、リサにアイデアがうかびました。
「そうだ! おばけは、くらい森のくらいどうくつにいるから、光をあててけしてしまえばいいんだわ。」
でも、ろうそくの火では、風のせいがいたずらして、きえてしまいます。
リサは、またひらめきました。
「そうだわ、大きなかぼちゃのランタンをつくればいいのよ。」
リサは、畑から一番大きなかぼちゃをもってきて、ランタンをつくりはじめました。
まず、ふたを切りとり、中のたねをスプーンで全ぶすくいとります。それから、目と口をかき、その線にそって切りとったら、かんせいです。
リサは、作ったランタンに「ハロー」という名前をつけました。そして、ハローにいれるろうそくをとくべつ大きく作りました。森でひろってきたえだに、だんろの火をうつして、ランタンに火をともしました。
リサは、家ぞくが見ていない間に、ハローをかかえて畑にいきました。ハローは、中みがないので、リサ一人でもかかえられました。
「さあ、これでよし。」
夜になりました。
二百八ぴきのおばけが森からゆらゆらふーわふーわーととんできました。でも、ハローがいたので、きえてしまいました。
それをまどからこっそり見ていたリサは、しずかに喜びました。作せんがうまくいったからです。
それから、世界中で、ハロウィンの夜にランタンをかざるようになりました。
これは、百五十年前のおはなしです。