【ワークショップの報告】『素敵な香りのクリスマスリースを作ろう』作文ワークショップ

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リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。

11月は『素敵な香りのクリスマスリースを作ろう』作文ワークショップを開催しました。

ワークショップ当日の様子

スパイスや木の実を選ぼう!

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木の実の名前や、スパイスの香りの効能を学んだ後、たくさんの材料の中から、お気に入りの色や香りのものを選びます。

デザインを考えよう!

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材料がそろったら、杉の輪の上にならべます。
香りや手ざわりを確かめながら、イメージを膨らませます。

作品紹介

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小1 Y・Tさん

お母さんの故郷、大好きな岡山県の自然をイメージして作ったリースです。
作文の時間では、松ぼっくりの山を越え、白木の丸太橋を渡る冒険のお話を書いてくれました。

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小1 H・Mさん

ワタガラは教会のベル、ローズヘッドはお城。リースを一つの村に見立てています。
作文の時間では、リース村のピンチをお姫さまが救う物語を書いてくれました。

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3年生 I・Mさん

冬から春へ、季節の変わり目を表現しています。
雪だるまの旅人と、春の訪れを祝うツリーが飾られています。

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小3 W・Mくん

七つのドングリの子が通う学校を作りました。
学校のチャイムがなると、みんないっせいに集まって遊びます。

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小5 H・Kさん

大きな松ぼっくりは、母親グマ。ドングリは子グマたち。
森の四季と、その森に暮らすクマたちの姿をリースにしました。

体験をことばに

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作品ができあがったら、今日の体験をことばにしましょう!
作り方や感じたこと、作品の解説や繰り広げられる物語など、何を書いても構いません。

生徒作品(抜粋)

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「秋の実のクリスマスリース」
小3 M・A

今日、わたしは、リテラで、リースを作りました。

かざりをえらんで、スギのわにつけるのが楽しかったです。

くふうしたところは、材料をかさねておいたことです。たとえば、オレンジの上に、野ぐるみをおいたり、ワタガラの上に赤色の実をのせたりしました。

がんばったことは、ホットボンドでかざりをつけるところです。ホットボンドはあつかったけれど、てぶくろをつけていたので、手についてもあまりあつくありませんでした。

材料の中で気に入ったものをしょうかいします。ユーカリの実と、スターアニスです。ユーカリの実は、すずのように見えたからです。スターアニスは、雪のけっしょうみたいでかわいかったからです。

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材料・完成したリースの写真と共に、感想文を新聞形式でまとめました。

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「クリスマスの夜の森」
小3 K・K

■日記■
今日、リテラで、クリスマスリースを作りました。
さいしょは、どんな物語をイメージして作ろうかまよっていたけれど、いざ、材料をならべてみたら、自然に物語が生まれてきました。どんどん作っているうちに、まよわず手が早く動かせるようになりました。うれしかったです。

■くふうしたところ■
グイの実で、女の子(わたし)をあらわしました。なぜなら、わたしも森で、夜空をみたいからです。わたしのゆめのリースを作りました。

スターアニスで、月をあらわしました。なぜなら、材料の中で一番かがやいていたからです。

ムタンバナッツで、星をあらわしました。なぜなら、星みたいにきれいに光っていたからです。

■まとめ■
わたしは、リースをキッチンカウンターにかざりたいです。いつもリースをみることができるからです。
このリースは、冬のリースです。森のなかで、女の子が、一人空をながめています。女の子は、夜の森をさんぽしているのです。そして、女の子のそばには、空をながめる森の小人もいるのです。

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テーマごとにスペースを区切り、上手にまとめることができました。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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