ブックレビュー
講師や生徒のおすすめ本の紹介です。読書感想文にもおすすめです。
ブックレビュー一覧
[れ] レオン・レイソン 対象の目安:高校生・一般 ジャンル:伝記・人物
ポーランドの東にあるナフレカ村で、慎ましく穏やかに暮らしていたレイブ少年の一家の運命は、1939年、ドイツ軍のポーランド侵攻によって激変します。レイブ少年は、家族と別れ、収容施設で強制労働に従事しながら、死と隣り合わせの少年時代を過ごします。その時、迫害されるユダヤ人たち1300人もの命を救ったのが、オスカー・シンドラーでした。
[ね] ヴォーンダ・ミショー・ネルソン 対象の目安:高校生・一般 ジャンル:伝記・人物
1930年代の終わり、ルイス・ミショーは、アフリカ系アメリカ人の多く暮らす街「ハーレム」で、「黒人のために黒人が書いた」本を売るための書店を開きます。人種差別意識の色濃く残る時代、黒人が自分たちのことを知ってこそ初めて自立できるという思いがあったからでした。彼の人生、そして時代のうねりが、つなぎ合わされた様々な資料や人々のインタビューから浮かび上がります。
[も] 森越智子 対象の目安:中学生 ジャンル:伝記・人物
1958年、北海道の森で、穴の中から一人の男が見つかりました。その男は、劉連仁。中国から日本軍に連れ去られ、北海道の炭鉱から逃げ出して以来、実に13年もの間、厳しい自然の中を生き延びてきたのでした。劉連仁さんに何があったのか、彼が奪われたものは何だったのか、そして、生きる力はどこから生まれたのか。人が「生きる」とはどういうことなのかを、もう一度考えなおす機会となる一冊です。
[な] 中村文人 対象の目安:小学校3~4年 ジャンル:伝記・人物
古紙再生会社を営む「コロッケ先生」こと小六信和さんは、小学校や中学校で古紙リサイクルの授業を行っています。なぜ、コロッケ先生は再生紙の授業をはじめたのか? コロッケ先生の生い立ち、そして、日本の古紙再生の歴史から、物と人を大切にする心を学びましょう。
[ほ] H.ジョゼフ・ホプキンズ 対象の目安:小学校3~4年 ジャンル:伝記・人物
ケイトは、森の中で過ごすことが何よりも好きな女の子。世界中の木について勉強し、当時はまだめずらしかった女性の科学者になります。けれど、おとなになって暮らすことになったのは、木のない砂漠の町でした。ケイトさんは、この町を、どのように変えていくのでしょうか。実在の人物がモデルになった絵本です。