ブックレビュー
講師や生徒のおすすめ本の紹介です。読書感想文にもおすすめです。
ブックレビュー一覧
[あ] R・J・パラシオ 対象の目安:小学校5~6年 ジャンル:物語(現実的)
小学6年生I・Sさんのブックプロジェクトのテーマは、「いじめる人の気持ち、いじめられる人の気持ち」です。「みんな仲良くしなさい」では「いじめ」はなくならないと考えたIさん。冷静に「いじめ」を見つめ成長していく主人公のオーガストの目線を取り入れて、現実の「いじめ問題」について考えています。
[あ] アン・ブース 対象の目安:小学校5~6年 ジャンル:物語(現実的)
大好きなおばあさんが白い子犬を飼うことになり、ジェシーは大喜びします。しかし、それはおばあさんの変化の兆しでした。認知症を発症したおばあさんは、少女時代の記憶を生きはじめます。ジェシーは、誰にも語ることのなかったおばあさんの過去を知ることになります。
[れ] レオン・レイソン 対象の目安:高校生・一般 ジャンル:伝記・人物
ポーランドの東にあるナフレカ村で、慎ましく穏やかに暮らしていたレイブ少年の一家の運命は、1939年、ドイツ軍のポーランド侵攻によって激変します。レイブ少年は、家族と別れ、収容施設で強制労働に従事しながら、死と隣り合わせの少年時代を過ごします。その時、迫害されるユダヤ人たち1300人もの命を救ったのが、オスカー・シンドラーでした。
[ね] ヴォーンダ・ミショー・ネルソン 対象の目安:高校生・一般 ジャンル:伝記・人物
1930年代の終わり、ルイス・ミショーは、アフリカ系アメリカ人の多く暮らす街「ハーレム」で、「黒人のために黒人が書いた」本を売るための書店を開きます。人種差別意識の色濃く残る時代、黒人が自分たちのことを知ってこそ初めて自立できるという思いがあったからでした。彼の人生、そして時代のうねりが、つなぎ合わされた様々な資料や人々のインタビューから浮かび上がります。
[な] 中川なをみ 対象の目安:小学校5~6年 ジャンル:物語(現実的)
勉強ができるためにクラスから孤立してしまった周は、学校を休んで、おじいちゃんが仕事をしているスリランカへ行くことになります。周はスリランカで、様々な人々に出会い、日本では思いもよらなかった暮らしや景色、そして、国の悲しい歴史を知ります。
[こ] ニキ・コーンウェル 対象の目安:小学校3~4年 ジャンル:物語(現実的)
クリストフは、本を読むのはどうしても好きになれません。やがて、クリストフは、内戦を逃れ、イギリスにやってくるまでのできごとを、クラスのみんなに話すことになります。
[さ] 佐和みずえ 対象の目安:小学校3~4年 ジャンル:物語(現実的)
愛花のおばあちゃんは、ひな祭りに、パオズを作ります。その訳を聞くと、おばあちゃんは、子供の頃に住んでいた中国・大連のこと、そして、親友のリンちゃんのことを話してくれました。