内容紹介
オーガスト・プルマンはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。全ての人に読んで欲しい、心ふるえる感動作。
ブックプロジェクトのテーマ
小学6年生I・Sさんのブックプロジェクトのテーマは、「いじめる人の気持ち、いじめられる人の気持ち」です。
作品の一部の紹介
私は、一人一人が、オーガストのように、一人でもきちんとなすべきことができる人間に成長することが大切だと思います。いじめられている人も、そうでない人も、みんなが自分を失わず、大切にすることができれば、お互いを尊重し合えるのではないでしょうか。
講師コメント
「みんな仲良くしなさい」では「いじめ」はなくならないと考えたIさん。冷静に「いじめ」を見つめ成長していく主人公のオーガストの目線を取り入れて、現実の「いじめ問題」について考えています。
カテゴリー: ブックレビュー