【ブックプロジェクト】『ナイフ』

ナイフ (新潮文庫)

内容紹介

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。

ブックプロジェクトのテーマ

中学3年生Y・T君のブックプロジェクトのテーマは、「いじめ」です。

作品の一部の紹介

孤独というものはなくなることはないと思います。どうすることもできないことなのです。しかし、変えることもできるかもしれません。例えば、コミュニケーションを増やして、教室内を活性化させていくといったことをしていけば、自然といじめはなくなるはずです。今僕にできることはあまりありませんが、せめて、普段から明るく誰にでも挨拶をしていきたいと思います。そして、一人ではないという気持ちを、伝えていきたいです。

講師コメント

前回の研究ではいじめの起こる構造について調べました。今回は、そうした逃れられない現実に、ひとりの人間としてどう向き合うかについて考えます。

キーワード:いじめ 学校 家族 孤独 

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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