【ブックレビュー】『にじいろのさかな』マーカス・フィスター

にじいろのさかな (世界の絵本)

内容紹介

あおい海のそこに、にじうおという、きらきらしたぎんいろのうろこをもつ魚がいました。にじうおは、うろこをじまんして、みんなと遊びません。それに、きらきらのうろこをほしがる魚をおいはらってしまいます。気がつくと、にじうおはひとりぼっちになっていました。さびしくなったにじうおは、たこのおばあさんにそうだんします。

子どもたちのブックレビュー

小5・D君
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ブックトークのヒント

読む前に話し合いたいこと

  • あなたは、大切なものを人に分けてあげたことはありますか。その時の出来事や、気持ちを思い出してみましょう。

読んだ後に話し合いたいこと

  • にじうおの「きらきらしたうろこ」のような、あなたにとって大切なものはありますか。
  • にじうおにとって「しあわせ」とは、どんなものだと思ったのでしょうか。

この本について

キーワード:人とのつながり 

表紙のキラキラしたうろこを思わずさわりたくなる、美しい水彩画の絵本です。

きらきら光るうろこのために、にじうおは、自分にうぬぼれて、友だちをなくしてしまいました。でも、そのうろこは、他者とつながり、よろこびを得るきっかけにもなるものでした。

大切なものを人と分かち合うすがすがしさについて、考えるきっかけになる一冊です。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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