「心の土台」が、ことばを育む

「書けない」のは、技術のせいではありません

原稿用紙を前に固まってしまう。1行も書けずにパニックになる。自分の気持ちを聞かれても黙り込んでしまう。 そんな姿を見ると、つい「語彙力が足りないのかしら」「書き方のコツを教えればいいのでは」と考えてしまいがちです。

しかし、リテラが最も大切にしているのは、その手前にある「心の土台」です。 土台が揺らいでいる状態では、どんなに立派な「書き方の技術」を積み上げても、すぐに崩れてしまいます。

心の土台とは何か

安心感という「根っこ」が、思考の「翼」を広げます。

私たちが定義する「心の土台」は、3つの感覚で支えられています。

  1. 自己肯定感(自分が好きだと思える感覚) 「どんな自分でも、ここにいていい」という安心感。
  2. 自己効力感(自分はできると思える感覚) 「小さな一歩を積み重ね、やり遂げた」という成功の記憶。
  3. 自己統制感(自分をコントロールできる感覚) 「自分の力で、時間や行動を選び取っている」という手応え。

講師は、この3つの感覚を大切に、お子さまの今を見守ります。 「正解」を急かさず、否定せず、まずはお子さまの「今のありのまま」を丸ごと受け止める。この安心感があるからこそ、子どもたちは初めて、自分の内側にある言葉を探しに行く勇気を持てるのです。

寄り添いのカタチ

「言葉にならないもどかしさ」は、豊かな表現の「芽」です。

自分の思いをどう伝えればいいかわからず、感情があふれ出してしまう。あるいは、完璧を求めるあまり、一文字も書けずにフリーズしてしまう。 それは、お子さまの中に「伝えたい何か」が、大切に存在している証拠です。

リテラでは、そうした瞬間を「困った行動」や「停滞」とは捉えません。「言葉が生まれるための、大切な葛藤のプロセス」だと考えています。

「今は、言葉にするのが難しいね」「でも、何か伝えたい、大切なことがあるんだね」 講師のそんな静かな寄り添いを通じて、絡まった感情を一つひとつ紐解き、ふさわしい言葉を選び取っていく。そのくり返しの中で、お子さまは「自分の感情を言葉で表す技術」を、一生の力として獲得していきます。

未来へつなげる

観察課題に取り組む生徒さん
観察課題に取り組む生徒さん

「心に残る」ではなく「心になる」学びを。

「心の土台」が安定した子は、入試の小論文や面接で自分の意見を堂々と語れるだけでなく、その先の人生で壁にぶつかった時、自分の物語を自分の言葉で書き換えていく力を持っています。

まずは、お子さまの「今の言葉」を、私たちに聞かせてください。 リテラは、お子さまが自分らしく歩き出すための、最初の「物語」が始まる場所です。