【生徒作品】「宇宙新聞」(小3・I君)

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今回は、小3・I君の『宇宙新聞』をご紹介します。

宇宙にはたくさんの謎が広がっています。小3・I君も、そんな謎に惹きつけられた一人。昔から、本や図鑑を読んでいたそうです。

新聞では、太陽・月といった身近な天体から、ブラックホールといった未知の天体まで、スケールの大きな宇宙の神秘に迫りました。

作品紹介

「宇宙新聞」(抜粋)
小3・I君

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はじめに

ぼくは、昔から宇宙にきょうみがあり、よく宇宙の本や図かんを読んでいました。今回は、みなさんに、宇宙のことをしょうかいします。

太陽について

地球は、太陽の周りを回っています。ぼくたちがくらしていけるのは、地球が太陽のねつと光であたためられているからです。地球にとって太陽は、とくべつな星といえます。

太陽は、白っぽい黄色で、表面温度はやく六〇〇〇度です。太陽は、毎日東からのぼって西へしずんでいきます。これは、ぼくたちの住む地球が二四時間で一回転しているための、見かけの太陽の動きです。そして、地球の地じくが少しかたむいていて太陽の周りを一年かけて回っているため、季節によって日の出や日の入りの方向、南中の高さなどが変化して見えます。

空間のゆがみ ブラックホール

npfig2宇宙で一番速いのは光ですが、ブラックホールは光もさえぎり強力な重力ですいこんでしまいます。よって、ブラックホールは、光を発することができないし、重力で光の方向が曲がります。ブラックホールは、重たいです。みつ度が高いので、地球と同じ重さのブラックホールがあったとしたら、大きさは、二センチくらいです。

ブラックホールは、空間のゆがみと考えることもできます。ブラックホールのあるところでは、強い重力で空間がゆがみ、まるで空間にあながあいているようだともいえます。ブラックホールに近づいた天体は、重力でそのあなにすいこまれてしまいます。

本当の天の川を見たことがあるか

npfig3天の川はさい近都市部では、あまり見られなくなってしまいました。ですが、まちからはなれて高原や海辺に行けば、大空を南北に大きく横切っている星のおびのような天の川が見えます。肉がんでは、白っぽいぼんやりしたおびのように見える天の川も、そうがんきょうなどでのぞいてみると、小さな星が集まっているものであることがよくわかります。

天の川は、わく星や星ざを形作っている星にくらべると、ずっと暗いものです。ですから、ネオンサインやがい灯などの光があると、その明るさにじゃまされて見ることができなかったり、見ることがたいへんむずかしかったりします。天の川を見るには、まず二つのことをします。一つ目は、大きな都市からはなれることです。二つ目は、暗いところに目をならすことです。

参考にした本・サイト

他の生徒から寄せられたコメント(一部)

  • ブラックホールは地球と同じ重さなら二センチの大きさになるということがとてもびっくりしました。他にも、天の川の事などを知ることができておもしろかったです。(小3)
  • ブラックホールがすごい力をもっていることと、天の川を見る時は二つのことをすることがわかりました。他にも、月のひみつや太陽、ハレーすい星のことがわかっておもしろかったです。(小6)

このページで紹介した記事の他にも、月のひみつや彗星についてなど、宇宙の魅力がたくさんつまった新聞となりました。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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カテゴリー: 生徒作品

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