2014年 リテラ作品発表会 報告

reIMG_07762014年3月31日(日)、北千住の会議室にて、2014年のリテラ生徒発表会が行われました。

発表会では、生徒たちが授業の中で作り上げた作品を、保護者のみなさまや他の生徒たちに向けて発表します。他者に伝えることの難しさと楽しさは、実践の経験を積まなければなかなか実感できません。

聴いている保護者・生徒たちは、プレゼンテーションのポイントをまとめたチェックシートによって、それぞれの発表を評価します。そのポイントを元に、今回の「トップ・プレゼンテーター」が決まります。

発表の様子

『オオカミと石のスープ』(小2・N君)
アナイス・ヴォージュラードの『オオカミと石のスープ』(amazon)を読んで、オリジナルのキャラクターと設定で物語を作りました。一番目の発表でしたが、堂々と朗読することができました。
『ライオンと石のスープ』(小2・W君)
こちらの作品も、『オオカミと石のスープ』が元になった物語です。同じテーマに取り組んだN君と一緒に、刺激し合いながら書き上げました。発表では、ゆっくりと、余裕を持って読み上げることができました。
『雨、あめ』(小4・T君)

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ピーター・スピアーの字のない絵本『雨、あめ』(amazon)に、文章をつけた作品です。音、におい、温度などを想像しながら書いた、生き生きとした文章を発表しました。
『動物新聞』(小5・Rさん)
動物が大好きなRさんが、様々な本を読んでまとめた新聞です。発表では、研究のプロセスやノートなども紹介してくれました(詳しくは【プロジェクト】動物新聞 Rさん・小5をご覧ください)。どのような手順で進めたか、よくわかる発表になりました。
『ジョニー新聞』(小6・Sさん)

エドワード・アーディゾーニ『時計つくりのジョニー』(amazon)に感動したSさんは、時計について調べたり、本についてアンケートをとったりして、楽しい新聞にまとめました。
『ミステリーサークルについて』(中1・K君)

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不思議なことが大好きなK君が、ミステリーサークルを通し、人間の先入観について考えました。発表では、自分でスライドの操作をしながら、ミステリーサークルの種類や真相、そして自分の考えを、しっかりと伝えることができました。
『大きくなったうさぎ』(高1・T君)
オリジナルの物語を、T君自身が描いた素晴らしい絵とともに発表しました(作品については【生徒作品】物語『大きくなったうさぎ』 高1・T君をご覧ください)。大きな声と堂々とした態度で、聴衆を惹きつけました。

聴いている保護者・生徒たちは、プレゼンテーションのポイントをまとめたチェックシートによって、それぞれの発表を評価します。そのポイントを元に、今回の「トップ・プレゼンテーター」が決まります。

発表後

reIMG_0797 (1)発表が終わると、緊張していた生徒たちの顔に、いつも通りの笑顔が戻ります。

ポイントの集計が終わり、今回の「トップ・プレゼンテーター」は、高1・T君に決定しました。和やかな雰囲気の中、簡単な表彰式が行われました。寄せられたコメントとチェックシートは、それぞれの生徒に返却されます。寄せられた評価を読み、次の発表に向けて、改善点を探ることになります。

保護者の皆様からいただいたご意見・ご感想

  • みんな、すばらしい発表・作品でした。うちの子は、まだまだ照れながらの発表でしたが、きっと、今後の力になると信じています。中学生の発表は、さすが! ですね。
  • 目標を持って取り組めて、他の生徒さんの作品に触れることが出来て楽しかったです。とても良い取り組みだと思います。なかなか苦戦していましたが、最後は立派にまとめることが出来、ほっとしました。次回も頑張ってほしいです。
  • 全員が学年に応じた素晴らしい発表でした。パワーポイントを使ったものもあり、すごかったの一言です。
  • それぞれ長い期間準備をし、がんばって完成させたものを人の前で発表できるという経験は貴重なものだと思いました。緊張した様子でしたが、よかったと思います。

大勢の人の前で発表すること、また、目に見える形で評価されること。緊張を乗り越えて堂々と発表した生徒たちに、拍手を送りたいと思います。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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