リテラでは、大人から子どもまで楽しめる教養講座=「千住アートメチエ文化教養講座」を随時開講します。
8/24(土)に開催される第7回は、フランス文学者黒木先生と演技者小沼先生による講座 『記号(ことば)から身体(からだ)が立ち上がる瞬間――原著から演技者による実演まで』 です。
【テーマの紹介】
原著から演技者による実演まで
もう充分に、見たさ。幻には、ありとあらゆる空気のなかで、出くわしたのだ。
もう充分に、味わったよ。町町の喧騒というやつ、夕方にも、陽が出ているときにも、そしてまたどんなときにも。
もう充分に、知ったとも。生きることの数ある故障。――おお、喧騒と幻よ!
出発だ、新しい情感と、新しい雑音のなかへ!
『新編 ランボー詩集』より「出発」――アルチュール・ランボー 清岡卓行訳
これは19世紀のフランスの詩人ランボーの「出発」という詩です。あなたなら、この詩をどのように朗読しますか? どのことばに、どのような感情を込め、どのような身振りをするでしょうか。
この詩は一例にすぎませんが、文字で書かれたことばを生身の身体で発するとき、そこには様々な変化が発生します。
今回は、フランス文学者である黒木先生が訳した文章について(詳細は当日まで秘密です)、演技者である小沼先生が即興で舞台演出を考えていく過程を、参加されるみなさまと共有してみたいと思います。
【講師紹介】
小沼 朝生(おぬま あさお)
俳優、劇作家、演出家。
1968年福島県生まれ。明治大学文学部卒業。
学生時代、上智大学にて新劇団の創設に参加。以後、多数の舞台に出演。同時にラジオパーソナリティ、ナレーターとして多くの番組に出演する。
桜美林大学非常勤講師ののち、杉並区立中学校外部指導員(演劇)。おもに中高大学生の演劇指導にあたっている。
演劇集団「π」代表。
黒木 朋興(くろき ともおき)
上智大学非常勤講師・フランス文学博士。
著作紹介
『マラルメと音楽 絶対音楽から象徴主義へ』(水声社、2013)、『人間の系譜学』(共編著 東海大学出版会、2008年)、「世界大学ランキングの諸問題とこれからの大学評価」『3・11後の産業・エネルギー政策と学術・科学技術政策』所収(八朔社、2012年)など。
詳細
北千住の素敵なカフェで美味しいコーヒーを飲みながら、文化について考えるひとときを過ごしませんか。
参加をご希望の方は、前日までに下記連絡先にてご予約下さい(25名先着順)。
- 【日時】
- 2013年8月24日(土) 開場 18:30 開演 19:00
- 【参加費】
- 1800円(1ドリンク・お菓子付き)
- 【会場】
- 「Cafe Kova Garden」 東京都足立区千住1-37-2 プティーボワービル 1F
会場の地図
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- JR北千住駅西口より徒歩5分。千住警察署のすぐとなりです。駐輪場あり。
- お車でお越しの際には、「NAVITIME 東京都足立区千住1丁目37-2周辺の駐車場」をご覧ください。
※会場とリテラは同じ建物(プティーボワービル)にあります。
ご予約・お問い合わせ
お申し込みは、次のお申込みページよりお寄せください。
リテラ
- 【住所】 〒120-0034 東京都足立区千住1-37-2 プティーボワービル601
- 【TEL】03-5284-8165/070-6574-0986
- 【Mail】 office△litera-arts.com (△を@に替えてご利用ください)
これまでの文化教養講座
2016年2月21日、人形作家の井桁裕子先生を北千住東京芸術センターにお招きして、第15回千住アートメチエ文化教養講座『わたしの知らないわたしに出会う 自分の顔の指人形をつくろう!』を開催しました。
2015年5月16日(土)、東京電機大学教授・勝又洋子先生をお招きし、当教室のあるプティボワ―ビル一階の「Cafe kova Garden」にて、第14回千住アートメチエ文化教養講座『和紙の灯りと空間 ~細川紙の可能性~…
2015年3月7日、ボイス・インプロヴァイザー さがゆきさんをお招きし、当教室のあるプティボワ―ビル一階の「Cafe kova Garden」にて、第13回千住アートメチエ文化教養講座『瞬間の判断力が人生を変える ~音で…