小4・I君が新聞の題材に選んだのは、身近でありながら、普段はあまり考えない私たちの「骨」についてでした。
骨は気持ちの悪いものというイメージがありますが、私たちが生きていくために大切な役割を果たしています。そこに注目したI君の「考える姿勢」は素晴らしいものです。
授業では、さまざまな図鑑や本を参考に、骨の役割や構造、関節の種類などについてまとめていきました。
I君の『ホネホネ新聞』(抜粋)を、ぜひご覧ください。
生徒作品
『ホネホネ新聞』(抜粋)
小4・I君
ぼくが、骨について調べたのは、身近にある骨について、知りたかったからです。この新聞を読んで、骨の役わり、こうぞう、種類、成長や回復などについてよく知ってほしいです。
骨の役わりとこうぞう
みなさんは、骨について知っていますか。ぼくは、まず、骨の役わりとこうぞうについて調べました。
~骨の役わり~
骨格は人間の体の中にある生きている枠組(わくぐみ)です。骨は、軽くてとてもじょうぶです。骨は、それと同じ重さの鉄片よりも6倍強いといいます。ぼくたちは、いつも骨に守られているのです。骨は、骨を動かすためのきん肉もつなぎとめています。だから、歩く・走る・ジャンプをするなど体を動かすことができるのです。
~こうぞう~
骨は、外側は密度が高く、内側になるほどスポンジのようになっています。骨には、骨を強くするリンサンカルシウムと、強さと、わずかにだん力をあたえるコラーゲン繊維が含まれています。骨はすべてカルシウムの保存庫になっています。また、長骨の中には空どうがあり、そこには骨ずいが入っています。
頭の骨の比較
- のうを守る部分は大きい。
- 目のくぼみは大きく丸い。
- 歯はするどくはない。おく歯は、すりつぶすような形。
- あごの骨は小さく短い。
- のうを守る部分はとても小さい。
- 目のくぼみは大きく前後に細長い。
- くちばしの先はとがっている。
- のうを守る部分は小さい。
- 目のくぼみはななめに長く人間と同じくらい。
- 歯は大きく、かみちぎるような形。
- あごは大きく、長く前につき出ている。
関節の仕組み
生き物の体には、関節がたくさんあります。関節は骨が自由に動くために大切です。人間の関節の数は、ねこや犬などより多く、数え方によっては二三〇~三六〇くらいあります。また、関節は種類によってさまざまな動き方をします。この関節のおかげで、ぼくたちは体を動かすことができるのです。
関節の種類
関節には、いろいろなものがある。
参考資料
- 『学習図鑑 からだのかがく 骨格』(ほるぷ出版)
- 『BODY』(山と渓谷社)
- 『骨の学校 ぼくらの骨格標本の作り方』(木魂社)
- 『骨の学校2 沖縄放浪編』(木魂社)