【ブックレビュー】『ゆうかんなアイリーン』(ウィリアム・スタイグ)

ゆうかんなアイリーン

内容紹介

おやしきのおくさまにたのまれたドレスができあがりました。ところが、おかあさんはかぜをひいて、とどけにいくことができません。ふぶきの中、アイリーンは、おかあさんのかわりに、ドレスをおやしきへとどけにいきます。

子どもたちのブックレビュー

小2・Mさん

ブックトークのヒント

読む前に話し合いたいこと

  • 今まで一番寒かった日や、雪が降る中、外を歩いた日のことはありますか。手足がいたいくらいに冷たくなったりしたことはありますか。

読んだ後に話し合いたいこと

  • あなたも、アイリーンのように勇気を出して、自分一人で挑戦したことはありますか。話し合ってみましょう。

この本について

キーワード:勇気  

がんばり屋さんのアイリーン。深く積もった雪に足を取られても吹雪にふきつけられても、負けません。冬の寒い日や、雪の日を過ごした自分の体験を思い出しながら、アイリーンの冒険を共有できるとよいですね。

アイリーンの、お母さんを気づかう思いやりと、困難に負けないゆうかんな心がすがすがしく、ウィリアム・スタイグならではの、読み手の心をしっかりつかむダイナミズムのある展開が魅力です。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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