季節の講習から、言語技術コースの年長(6歳)~小学3年生までのお子様を目安とした授業の様子をご紹介します。
授業内容は、お子様の個性や読み書きの習熟の様子によって変わります。
目次
この時期の子どもたちに学んでほしいこと
- 学びへの楽しさを感じ、確かな自己肯定感を育む段階です。
- 五感を通して感じたこと、気持ちをことばにつなげましょう。
- 安心して、楽しく表現する体験をたくさん積みましょう。
- 絵本の読み聞かせをたっぷりと楽しみ、一人読みに慣れていきましょう。
- 生活に根ざした「自然」や「社会」、「科学」の絵本を読み、好奇心を育みましょう。
「今・ここ」にいるお子様に向き合うことから
まずは、講師とあいさつ。手洗い・うがいをしてから、席につきます。授業は、講師1名・生徒2名の個別授業です。
その日の体調や学校の出来事、読んだ本の内容などを講師と話しながら、リラックスして授業に臨みます。
読書習慣づくりのサポート
教室では、3,000冊以上の本が、子どもたちに読まれるのを待っています。
好きな本を選んでも、講師からおすすめの本を紹介してもらってもOK。
物語の本と、自然や科学・社会について「知る」本を、バランスよく読みましょう。
授業をデザインする
授業を始める前に、その日の授業内容について相談します。一回で取り組む授業内容の例をご紹介します。
- 読み聞かせ
- 観察
- 作文
集中の質を保ち、メリハリのある授業にするために、20分ごとに5分の休憩をはさみます。
1. 読み聞かせ
たくさんの絵本の中から、その日に読む絵本を選びます。
昔から親しまれてきた作品もあれば、新しい作家さんの本もあります。
季節にちなんだ作品や、観察課題と合わせた写真絵本、また、図鑑を読むこともあります。
交互読みをしたり、読んだ本について話し合ったりと、本が好きになるさまざまなアプローチがあります。
2. 五感を使った観察課題
この日は「大きなまつぼっくりの観察」に取り組みました。
見てわかること(色・形・大きさ)や、さわってわかること(かたさ・手ざわり・温度・重さ)など、五感を使って感じたことを言葉にしていきます。
自分の感覚を言葉でとらえていくことは、自分で考える力をつけるための第一歩です。
3. 作文
「いつ、どこで、だれが、どうした」といった書き出しの基本や、五感を使って感じたことを文章にします。観察したものについての体験や、気持ちの表現もまじえながら、まとめを書きます。
「まつぼっくりに、びっくり」
小1 N・I君
きょう、リテラで、ぼくはまつぼっくりのかんさつをしました。このまつぼっくりは、ぼくの手のひらとおなじくらいの大きさです。茶色やこげ茶色をしています。まるでパイナップルみたいなかたちです。
さわると、ざらざら、ちくちくします。りんぺんの先にとげがあります。
ゆびではじくと、ポンと音がします。りんぺんによって音の高さがちがいます。まるでがっきみたいです。
においは、あまりしませんでした。
ぼくは、まつぼっくりを水につけると、かさがとじることしりました。水につけていたら、本当にかさがとじていたので、びっくりしました。絵本で、はれた日に、たねをとばして、雨の日には、かさをとじておくのだと、しりました。
ぼくも家で、まつぼっくりのじっけんをしたいです。
ふりかえり
その日の取り組みについて、学んだこと、感じた気持ち、集中できたかどうかを振り返ります。計画とふりかえり、自分の気持ちを言葉でとらえることは、「自分」をコントロールする力を育みます。
次回の目標を考えて、その日の授業はおしまいです。
領域・段階に合った多様な課題
この他にもたくさんの課題があります。下に紹介する課題は、ほんの一例です。
様々なミッション
かぼちゃランタンや正月かざりなど、さまざまな作品をづくり楽しみ、作品や取り組んでいるときの気持ちに着目して作文します。文の基本
「いつ、どこで、だれが、どうした」といった文の書き方や、「きらきら」「ざわざわ」といったオノマトペを使った表現、「~のような」などたとえを使った表現など、文を書くためのさまざま基本を学びます。
読書の記録
本を読んで考えたことを、気持ちの言葉に注目しながら、絵や文で表現します。- 授業で扱う課題は、子どもの発達段階に応じて言語技術の観点から整備された教室のカリキュラムに基づいて指導されます。
- 授業の時間の使い方や内容については、お子様の興味関心・意欲・体調など、状況にあわせて柔軟に設定します。
受講のご案内
学習についてのご相談を承ります
教室では、学習についてのご相談を承ります。受講をご検討中の方・学習についてお悩みの方は、教室までご相談ください。
ご希望の方は、「教育相談のお申し込み」から、メールをお寄せください(季節の講習に合わせて面談も承ります)。
受講期間
次の期間のうち、ご都合のよい日に自由に設定できます。
- 2023年7月1日~ 2023年8月31日
- 毎週日曜日は休講となります。
- 開講時間は日によって異なります。
お手続き
受講まで
- 受講日程と内容のご希望を、フォームやお電話にてお知らせ下さい。折り返しご連絡させていただき、日程や授業内容について決定いたします。
- 受講日程が決まり次第、授業料のお振込先をご案内いたします。ご案内後、一週間以内(初回授業日までに一週間ない場合は、初回授業日の前日まで)にお振込下さい。
- お振込をもちまして、受講が決定致します。期日内にお振込が確認できない場合、キャンセル扱いとなりますので、ご注意ください。
キャンセルと振替・返金
- ご都合により授業を欠席なさる場合、前日までにご連絡いただければ、別の日時に振替授業を設定致します。ご連絡がない場合や当日のご連絡の場合は、振替は設定できません。
- お振込いただいた授業料は、原則として返金できません。ただし、やむを得ぬ事情により受講をキャンセルされる場合は、次の金額を除き、ご指定の口座に返金いたします。
- 初回授業日より7日前までのご連絡:返金に関わる振込手数料(振込手数料はご指定の金融機関により異なります)
- 初回授業日の6日前から前日までのご連絡:お振込済金額の50% + 返金に関わる振込手数料(振込手数料はご指定の金融機関により異なります)
- 初回授業当日のご連絡 または ご連絡なし:返金できません
教室の場所
より大きな地図で リテラ言語技術教室 を表示
- JR北千住駅西口より徒歩5分。千住警察署のすぐとなりです。
- お車でお越しの際には、「NAVITIME 東京都足立区千住1丁目37-2周辺の駐車場」をご覧ください。
教室内の様子
お問い合わせ
受講前に、教室に関するお問い合わせ、ご相談を承ります。
- お問い合わせフォーム
- 【TEL】03-5284-8165