
2026年 全国読書感想文コンクール課題図書一覧
夏休みの宿題として定番の読書感想文。2026年度の課題図書が発表されました! 今年も小学校低学年から中学校まで、様々なジャンルの魅力的な本が選ばれています。子どもたちの興味を引く物語から、環境問題や社会課題を考えるきっかけとなる作品まで、幅広いラインナップです。
この記事では、2026年の読書感想文コンクール課題図書を学年別に紹介します。お子さんに合った一冊を見つける参考にしてください。
目次
小学校低学年の部
『まこちゃんとコトバロボ』
おばあちゃんが家に来るたびに買ってきてくれるドリルが嫌で、まこちゃんは、ある日遊びに出かけます。その途中で出会ったのが、国語のことなら何でも教えてくれる「コトバロボ」。
宿題もドリルもロボットにやってもらえば楽ができる。そう思ったまこちゃんでしたが、自分では何も身についていなかったことで、少しずつ「これでいいのかな」と考えるようになります。
おすすめしたいポイント
- 宿題や勉強に前向きになれない子の気持ちに寄り添っている
- 「答えを知ること」と「身につくこと」の違いが自然に伝わる
- 学ぶ意味を、説教くさくなく考えられる
- ルビつきで、低学年のお子さまにも読みやすい
この本の解説とタイプ別書き方特集
『なにかいいことあった?』
「なにか いいこと あったかい?」
おじいちゃんにそう聞かれたダニエルは、「いいこと」を探しに公園へ出かけ、世界の中にある「いいこと」を少しずつ見つけていきます。口笛がふけるようになったこと、芽を出した植物……。
「幸せってなんだろう?」と、静かに問いかけてくる作品です。
おすすめしたいポイント
- 身近にある「いいこと」に気づくことができる
- 幸せとはなにかを考えることができる
- 「いいこと」について、家族で話し合うことができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『ララのまほうのことば』
暑い日差しの下を駆け回る、元気な女の子・ララ。空き地の植物にやさしいことばをかけるのが日課です。でも、毎日服をどろだらけにしてしまうララに、お母さんはイライラ。ある日、出かけてはいけないと言われてしまいます。ララは一日中、空き地の植物のことを思い続けます。そして、次の日……。
ララの「まほうのことば」は、小さな空き地から街へ広がっていきます。
おすすめしたいポイント
- ことばの持つ力を感じることができる
- 文字だけでなく、絵からも作品を味わうことができる
- ララの気持ちやお母さんの気持ちについて、話し合える
- 子どもからおとなまで、さまざまな読み方ができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『たねはいのちのおわりとはじまり』
風に乗って飛んでいく、一粒のたんぽぽの種。
種はこれから、どうなるのでしょう?
足元の小さな一粒に隠された、驚きの知恵と命の躍動感を美しい写真で紹介します。
命の「おわり」が「はじまり」に変わる、生命のサイクルを感じましょう。
おすすめしたいポイント
- 身近な植物に興味がわく
- 美しく楽しい写真を味わえる
- いのちのつながりを感じられる
この本の解説とタイプ別書き方特集
小学校中学年の部
『まだまだここから』
小学4年生の蓮は、水泳に自信を持っていました。練習日だけでなく、自主練習に通って、スイミングスクールの「特訓生」を目指します。しかし、特訓生に選ばれたのは、弟の凛でした。
結果につながらなければ、がんばりはむだになってしまうのでしょうか。
おすすめしたいポイント
- ひたむきにがんばる主人公を応援したくなる
- がんばることの意味を考えるきっかけになる
- 魅力的なキャラクターと夏を過ごした気分になる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『それからぼくはひとりで歩く』
ハイメは、メキシコで暮らす11歳の少年です。ハイメは目が見えないけれど、サッカーやロックのコンサート、映画が好き。ある日、ひょんなことから、一人だけで学校から家まで帰らなければならなくなります。どこに向かっているのかわからないバス、人々の喧騒であふれる市場。ハイメは、無事に家にたどり着けるのでしょうか。
おすすめしたいポイント
- 目の見えない少年ハイメの捉えた、豊かな世界を体験できる
- 「助けること」と「ともに生きること」の違いを考えることができる
- 音やにおいから、メキシコの生活を感じられる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
小食だった少年が、一杯の「あまいお米」に出会い、農家に弟子入りをします。小学2年生から6年生まで、失敗を繰り返しながらも米づくりに挑み続けたゆうちゃんの物語は、単なる農業体験記ではありません。
「問い」を持ち続け、未来への道を切り拓いていく自立の物語です。
おすすめしたいポイント
- 同じくらいの年の少年に、挑戦することへの元気をもらえる
- 農業の大変さと楽しさがわかる
- あきらめず考え続けることの大切さがわかる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』
人間が宇宙で暮らそうとすると、実は大きな問題があります。それが、「トイレをどうするのか」という問題です。
この本は、「宇宙でうんち」という思わず笑ってしまうテーマを入り口にしながら、人が宇宙で暮らすことの大変さや、当たり前の生活を支える科学者たちの工夫を、ユーモアたっぷりに教えてくれます。
おすすめしたいポイント
- 楽しいイラストたっぷりで気軽に読める
- 宇宙開発の裏側にある「トイレ問題」について知ることができる
- 生活を支える科学技術について考えることができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
小学校高学年の部
『ポジション!』
小学5年生の冬、ミニバスに入団した芽吹は、背が高いだけの自分がベストメンバーに選ばれていいのか悩みます。そんなとき、車いすバスケのチームに入っている高校生と再会し、芽吹は自分の「ポジション」について、自分なりの答えを模索します。
登場人物のそれぞれが、自分のポジション=自分の居場所について重ねながら、バスケットボールと向き合う物語です。
おすすめしたいポイント
- 「チームの中で自分は何ができるのか」という問いに、一緒になって考えることができる
- 車いすバスケットボールという、まだ広く知られていないパラスポーツの魅力と迫力を感じることができる
- 主人公だけでなく、登場人物のそれぞれが自分の居場所を見つけていく物語を楽しめる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『リヒト!』
リヒトにとって、祖母の節さんは、いつも正しくて、迷わない人。まるで神様のような存在です。そんな節さんが、最期に残した一通の封筒。中身はわからないまま――。中学受験を控えた冬休み。本来なら勉強に集中するはずの時期に、リヒトはドイツへ向かうことになります。
あこがれの節さんのことを、リヒトは理解できるのでしょうか。
おすすめしたいポイント
- リヒトたちとともに旅をしている気持ちになれる
- 融通がきかず、人の心を読めないけれど、どこかコミカルなリヒトを好きになれる
- 散りばめられた象徴性を味わいながら、深いテーマに触れることができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『ミシュカ』
ロヤは、オランダに住む9歳の女の子。3歳のときに生まれ故郷のアフガニスタンを離れ、ようやく「ずっといていい家」で暮らし始めます。でも、なにかが足りない気がする……。
「家にはふつう、動物がいるもんだよ」
そうして、白いうさぎ「ミシュカ」が、家族の一員となります。
愛する家族、そして「ミシュカ」と暮らすロヤ。やさしい日々の中で、閉ざされていた旅の記憶のとびらが、ゆっくりと開き始めます。
おすすめしたいポイント
- 「泣くこと」の意味を考えることができる
- 故郷を離れて暮らす家族の絆を感じることができる
- アフガニスタンの難民問題について考えることができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『キミの一歩アフリカ:ゾウを食べるにはひと口ずつ』
チェスやボクシング、折り紙や、おばあさんの運動会。アフリカの社会や暮らしを少しでもよくしようと、貧しさや困難に負けず「一歩」を踏み出した人々がいます。
なぜ学ぶのか、なぜ働くのか。未来のために歩み続ける人々の姿から、「私たちの生き方」を考えてみましょう。
おすすめしたいポイント
- アフリカの社会をよくしようと懸命に生きる人の姿を知ることができる
- さまざまな形の活動を知ることができる
- 学ぶことや働くことの意味を考えることができる
- 自分の人生について考えることができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
中学校の部
『君の火がゆらめいている』
『君の火がゆらめいている』は、発達障害のある双子の姉・菜々実をもつ葉澄の視点から、家族の中での役割や、声になりにくい気持ちを描いた物語です。
葉澄は、菜々実の通院や学校への送迎を日常的に手伝っています。姉のことも、家族のことも大切に思っています。けれど、友達と遊びたい時間や、お母さんとゆっくり話したい時間は、少しずつ後回しになっていきます。
人が何を抱え、何を言えずにいるのか。そこに目を向けながら読みたい作品です。
おすすめしたいポイント
- 自分の将来を見つけようとする主人公の姿に励まされる
- ヤングケアラーという社会の問題について考えることができる
- きょうだい児の抱える心の葛藤に触れることができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
『チーム・テスならだいじょうぶ』
テスは、中学二年生の女の子。ノースレスク中学校に転校したテスは、新しいクラスになかなかなじめません。
父譲りのお菓子作りの才能を発揮して、テスは友達とのつながりを築き、焼き菓子づくりの腕を競う大会「ジュニア・ベイクオフ」への出場を目指します。ところがそんなある日、ずっと悩まされていた腹痛が悪化してしまいます。
おすすめしたいポイント
- 友達づくりに悩む、等身大の中学生の女の子の思いに共感できる。
- 美味しそうなお菓子がたくさん登場する。お菓子づくりを通して、目標へ向かう主人公を応援したくなる。
- クローン病という、社会にまだ広く知られていない難病と向き合う人の思いに触れられる。
この本の解説とタイプ別書き方特集
『リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析』
宇宙探査機「はやぶさ2」を知っていますか? 「はやぶさ2」は、地球から約3億km離れた小惑星「リュウグウ」へ行き、地表の砂や石を採取して地球に持ち帰る(サンプルリターン)という壮大な任務を成功させた探査機です。
著者の伊藤元雄さんは、地球外物質を分析する専門家です。チームを率いて「はやぶさ2」の持ち帰った砂を分析し、私たち生命の起源、そして太陽系の誕生の謎に迫ります。
おすすめしたいポイント
- 太陽系や生命の起源という、壮大な科学のロマンを感じられる
- 科学研究に大切な考え方やリーダーシップについて学ぶことができる
- 目標に向かっていく情熱と心構えを学ぶことができる
この本の解説とタイプ別書き方特集
読書感想文 どう書く?
タイプ診断

読書感想文の取り組み方は、子どもたちそれぞれ異なります。たった2つの質問から、その子の「読み方の傾向」が見えてきます。どうアプローチすればよいか、くわしくは次のページをご覧ください。
世界でひとつの読書感想文の書き方

読書感想文を、3時間ほどで書き上げるステップをまとめています。お子さまご自身のことばを、小さな断片からだんだんと大きくふくらませていき、まとめあげていきます。ありきたりな作文ではなく、今しか書けない、世界でひとつの読書感想文を書き上げましょう。
読書感想文の「困った」を解決する
次のページでは、読書感想文の「困った」を解決するヒントや考え方を掲載しています。
読書感想文を書こう!
書き上げるのが大変な読書感想文。でも、読書とは本来、楽しいもの。読書感想文を素敵な学びの機会に変えてみませんか?
リテラの読書感想文講座では、お子様に丁寧に寄り添い、本を読んで感じた素直な気持ちや、自分の経験を引き出します。
| 対象学年 |
|---|
| 全学年 |
| 開講する場所 |
|---|
| 北千住教室・石神井教室・オンライン |
| 受講回数 | 同時指導人数 | 受講料 | |
|---|---|---|---|
| 北千住教室(対面授業) | 3時間 | 完全個別 お子様との対話によって、じっくりと言葉を紡ぎます | 24,364円(税込26,800円) |
| 石神井教室(対面授業) | |||
| オンライン |
| 兄弟姉妹同時受講(※対面授業のみ) 同時2名までお得に受講できます |
|---|
| +10,600円 / 1名(税込11,660円) |
清書や追加受講をご希望の場合は、別途ご相談ください。なお、400字原稿用紙4枚以上を書き上げる場合や、時間内に書き上げることが難しい場合は、追加受講をお願いすることがあります。
第72回青少年読書感想文全国コンクール応募要項 抜粋
対象図書
- 課題読書
- 主催者の指定した図書(課題図書)。
- 自由読書
- 自由に選んだ図書。フィクション、ノンフィクションを問いません。
用紙・字数
- 原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰めに規定はありません。
- 文字数については下記のとおりです。
- 小学校低学年の部(1、2年生) 本文 800字以内
- 小学校中学年の部(3、4年生) 本文1,200字以内
- 小学校高学年の部(5、6年生) 本文1,200字以内
- 中学校の部 本文2,000字以内
- 高等学校の部 本文2,000字以内
- 句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
- 題名、学校名、氏名は字数に数えません。
その他、くわしくは「第72回青少年読書感想文全国コンクール応募要項」をご覧ください。
どの本も子どもたちの想像力や思考力を育むすばらしい作品ばかりです。お子さんの興味や学年に合わせて、ぜひ挑戦してみてください。読書の楽しさを知り、感想を言葉にする経験は、きっと大きな財産になるはずです。
良い本との出会いが、夏の素敵な思い出になりますように!
















