【ブックプロジェクト】「じごくのラーメンや」×「ぼくの好きなラーメン」(小4 Y・Y)

じごくのラーメンや

本の紹介

「えんまさまぁ~ ラーメンまだですかぁ~」じごくにラーメンやができたらしいよ。名物は、からーいからーい”ちのいけ”ラーメン。
ぜんぶ食べたら天国へ行けるんだって! 店は毎日だいぎょうれつ。「うっはっはー、大繁盛じゃあ」とえんま様。ラーメン食べに、天国から神様たちもやってきた!弾けた設定にとぼけた絵が光るすかっと笑えるてんやわんや爆笑絵本。
Amazon 商品紹介より

ブックプロジェクのテーマ

この作品は、リテラの「ブックプロジェクト」で制作されたものです。ブックプロジェクトのコンセプトは、「つながる読書」。本・人・体験と自分をつなげながら、作品づくりに取り組んできました。詳しくは「ブックプロジェクトが始まりました」をご覧ください。

「あなたの好きな食べ物を教えてください」というテーマ作文で、見事にラーメンの美味しさを書き綴ってくれた小学4年生のY・Y君。今回のブックプロジェクのテーマも「食べ物(特にラーメン)の出てくる話」にしたいと張り切っていました。Y君は、じごくを平和な世界にすっかりかえてしまった「じごくのラーメン」に注目しながら、自身のラーメンへの愛を語ります。

作品の紹介

「ぼくの好きなラーメン」
小5 Y・Y君


ぼくは、『じごくのラーメンや』という物語を読みました。なぜこの本を読んだのかというと、ぼくは、ラーメンが大好きだからです。

この本のおもしろいところは、こわいじごくが、楽しいじごくにかわるところです。ふつう、じごくは血の池じごくや、はりの山のあるとてもこわいところです。しかし、平和なじごくは、血の池は温せんに、はり山のはりは、さびておれ、少なくなり、すんでいる人も「じごく大好き」というようになりました。ではなぜ、じごくが平和になったのでしょう。そのきっかけは、ラーメンです。

えんまさまが、「おいしいものがたくさんある天国にまけるか」と思い、「血の池ラーメン」を作りました。そのからいにおいが天国までとどき、天国の人たちがじごくにやってきて、人気になりました。

じごくをかえた血の池ラーメンは、とてもからく、じごくにいる人やおにたちも一口でひっくりかえるほどのからさだそうです。ぼくだったら、ぜったいに食べたくありません。なぜなら、ぼくは、からいものが大の苦手だからです。おすしは、いつもさびぬきで、カレーに入っているブラックペッパーは、いつもぬいています。しかし、この物語の最後には新しいメニューがふえています。ぼくが食べてみたいメニューは、しょうゆラーメンとギョウザのセットです。

ぼくがラーメンを好きになったのは、おばあちゃんの家にいったときでした。おばあちゃんの家にいったとき、「ハナミズキ」というラーメン屋でラーメンを食べました。つややかなめん、かがやかしいメンマ、ダシがきいているスープ、うすぎりにされたチャーシュー。すべてがおいしいと感じました。そのころから、ぼくのラーメンあいはめばえ始めたのです。

家では、しゅ食がカップラーメン。ぼくが好きなラーメンは、さのラーメンです。ダンボール一箱分、三十こ買ったことがあるほど、好きです。さのラーメンのとくちょうは、ノンフライの太めんです。たべごたえがあります。スープはかならず三分の一は飲みます。食べ終わった後、スープの中にごはんを入れると、とてもおいしく食べられます。とりがらの味がしつこい「めんづくり」などのほかのカップラーメンは、この食べ方は合わないですが、すっきりとしたさのラーメンには、よく合う食べ方です。
 
夏休みは、旅行気分で、日本のラーメンを食べ歩きます。ラーメンとごはんはかならずセットで、というぐあいです。

ぼくが、ラーメンを好きという気持ちは、かわりません。いつか、ぼくは、世界中の人にラーメンを食べてもらいたいと思っています。

この本について

キーワード:食べる 創作 地獄 変化 仕事 

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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カテゴリー: ブックレビュー, 生徒作品

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