【ワークショップ報告】豆博士になろう! いろいろな豆の標本作り教室(2014年度)

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リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。
今回は、2月1日(日)と2日(月)に、ワークショップ『豆博士になろう! いろいろな豆の標本作り教室』を開催し、幼稚園生から小学5年生の子どもたちが参加してくれました。

楽しいワークショップの様子を、写真と作文(抜粋)でご紹介いたします。

ワークショップの様子

『豆』ってなんだろう?


『まめ』(平山和子著 福音館)を読んで、豆とは何か、どんな種類があるのかを学びます。

豆の分類

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ばらばらに置かれた豆を、色・形・手ざわりや、豆にまつわるヒントを元に、分類していきます。
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正しく分類できたら、ボードに貼っていきましょう。

大豆の観察

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見た目(色・形・大きさ)、手ざわり、におい、机に落とした時の音など、五感を使って大豆を観察します。節分などで見慣れた大豆も、よく見ると、新しい発見があります。

それぞれの豆と種類の比較

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大豆を基準にして、それぞれの豆を比較します。また、同じ種類の豆をよく観察して、共通点を考えます。わかったことから、作文を書きましょう。

完成

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豆を貼ったボードを、箱に収めて完成です。

生徒作品と作文

小2・Oさん

二月二日、リテラで、わたしは、だいずのかんさつをしました。
はじめに、目でよくみてみました。かたちは、まるです。色は、おうど色と、うすだいだい色をまぜた色でした。大きさは、こゆびのさきっぽぐらいでした。
つぎに、手でさわってみました。へそのところがすこしへこんでいます。つまむと、かたくて、なでると、つるつるしていました。
そして、耳で音を聞いてみました。おとしたら、「トントン」という音がしました。ゆびではじくと「ぴんぴん」という音がしました。
それから、はなで、においをかぎました。すると、きなこのだんごのかおりがしました。
さいごに食べてみました。かむと、かたくて、「カリカリ」という音がしました。かんでいると、すぐに豆が、こなごなになって、おくばの方にいってしまいました。かわは、ぺらぺらしていて味がしませんでした。みは、しぶいあじがしました。
わたしは、一つぎもんにおもいました。ほかのまめはどんなあじがするのかな?

『豆の研究を終えて』
小4・Sさん

 二月二日、リテラで、私は、豆の研究をしました。これから、いろいろな豆をしょうかいします。
 まず、大豆の仲間をしょうかいします。大豆の仲間には、大豆、黒豆、青豆などがあります。みんな、丸く、つるつるしています。そして、大きさは約一センチメートルくらいでした。
 次に、ササゲの仲間をしょうかいします。ササゲの仲間には、小豆、大納言、ささげ、緑豆などがあります。みんな、表面がザラザラしていて、四角い形をしていました。
 さらに、インゲンの仲間をしょうかいします。インゲンの仲間には、とら豆、うすら豆、金時、大福豆、花豆などがあります。みんな、大豆より大きいです。また、色やもようがたくさんありました。
 また、エンドウの仲間をしょうかいします。エンドウの仲間には、赤えんどう、青えんどうなどがあります。みんな、表面がボコボコしていました。そして、大豆より小さかったです。
 最後に、その他の豆をしょうかいします。ひよこ豆は、ひよこの頭の形をしていました。レンズ豆は、平べったく、黄緑色をしていました。落花生は、皮がうすむらさきで、その中身は黄色っぽい色をしていました。また、からはとてもかたかったです。コーヒー豆は、苦味があるにおいがしました。ただし、コーヒー豆は、マメ科ではないので、豆ではありません。

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保護者アンケートからの抜粋

  • 最初から最後まで集中できていて、特に作品づくりは楽しんでいる様でした。完成した作品、作文の内容が予想以上のできで、本人も私もわくわくしました。(幼稚園年長 男子 保護者)
  • 細かいところまでよく観察し、作文にまとめたと感心しました。色々な種類の豆を仕分けしてあり、本物の標本のようで面白かったです。 (小学2年生 女子 保護者)
  • すてきな標本が出来上がりました。名前も入って、自分だけのオリジナルが完成しうれしそうでした。(小学5年生 男子 保護者)
  • ヒントを見ながら豆を当てるのが楽しかったです。いろいろな種類の豆の特徴がわかりました。レンズ豆からレンズの名がついたことや、コーヒー豆は豆ではないことを知りました。(小学5年生 男子)
  • 豆の標本を作るところが楽しかったです。豆についていろいろわかってよかったです。(小学2年生 女子)

リテラでは、これからも様々なワークショップを催してまいります。どうぞお楽しみに!

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ワークショップの報告

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