【ワークショップ報告】ハロウィンのミニカボチャランタンをつくろう!

IMAG0552リテラでは、体験を元に生きたことばを紡ぐためのワークショップを随時開催しています。今回は10月27日(日)『ハロウィンのミニカボチャランタンをつくろう!』のワークショップを開催し、2年生から4年生の子どもたちが参加してくれました。

さまざまな色や形のカボチャの中からお気に入りの物を選び、世界で一つだけのランタンを作りました。手作りの楽しさを味わったワークショップの内容をご報告します。

絵本で学ぶハロウィーン

ハロウィーンは、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でした。現在は、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする行事になっています。

そんなハロウィーンの楽しみ方を子どもたちに教えてくれる絵本『ハロウィーンってなぁに?』には、ハローウィーンの起源や、ランタンの作り方、おばけに変身する方法が、描かれています。

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絵本の中で、主人公の魔女の女の子がおばあちゃんに作り方を教えてもらったように、子どもたちもランタン作りにチャレンジしてもらいました。

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作文で伝えるランタン作り

楽しくランタンを作るだけではなく、その楽しさを伝えられるようになってもらいたい。絵本のおばあちゃんのように、家族や友だちに作り方を教えられるようになるのが、今回のワークショップに醍醐味です。「まず」「次に」「さいごに」など、内容に順序をつけて並べる接続詞の使い方を学び、誰にでもわかりやすいように、作り方の手順を作文にまとめてもらいました。

『かぼちゃのランタンを作った』 小学3年生 kさん

十月二十七日、リテラで、わたしは、かぼちゃのランタンを作りました。
わたしのえらんだかぼちゃは、まるで、スイカのようなもようが入った緑色です。
まずはじめに、かぼちゃに目、はな、口を書きました。
次に、ナイフでかぼちゃのあたまを切り取ります。
そして、スプーンで中身をくりぬきました。
それから、目、はな、口をくりぬきました。
さいごに、ろうそくを入れて火をともしたら完成です。
わたしのかぼちゃランタンは、かわいくて、目は三角で、はなは丸いです。口はにっこりしていて、きばが、二本はえています。
わたしは、このランタンを家ぞくに見せて自分の部屋にかざっておきたいです。

『かぼちゃランタンの作り方』 小学2年生 Hさん

十月二十五日、リテラで、わたしは、かぼちゃランタンをつくりました。
わたしが、えらんだかぼちゃは、色がきみどりいろで、スイカにいていて、みどり色の線がはいっていました。形は、おにぎりに、にていました。
これから、作り方をせつめいします。
まずはじめに、顔を紙にかきました。
つぎに、かぼちゃにきりとり線をかきました。
そして、ナイフで、かぼちゃの頭をきりとりました。
それから、スプーンをつかって、かぼちゃの中身をくりぬきました。
その後、ナイフで、目とはなと、口をくりぬきました。
さらに、くりぬいたあなを、ナイフとスプーンをつかってきれいにととのえました。
さいごに、ろうそくを、かぼちゃの中にいれて、火をともしました。
わたしのかぼちゃランタンは、かわいい顔です。目は、とろりとねむそうで、はなは、ダイアモンドの形をしていて、口は、にっこりわらっています。わたしは、このランタンを、自分にへやにかざりたいです。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ワークショップの報告

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