【アート&サイエンスの報告】『ふしぎなほのおがゆらぐ かぼちゃランタン作り』


秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う行事、ハロウィン。リテラでも毎年かぼちゃランタンづくりのワークショップを行っています。
今年は、かぼちゃランタンづくりと科学実験を組み合わせた、新しい試みになりました。

リテラの「作文ワークショップ」は、「アート&サイエンス ワークショップ」に生まれ変わりました。
「アート&サイエンス ワークショップ」は、「科学的なものの見方」と「表現する楽しさ」を同時に体験できる新しい学びの場として、様々なワークショップを開催してまいります。

かぼちゃランタンをつくろう!

まずは、かぼちゃの頭をくり抜きましょう。

穴があいたら、中身をかき出します。

きれいにできたできたかな?

次に、かぼちゃに顔を描いていきます。

線にそって切り抜いて……

素敵な顔ができました。

ふしぎなほのおをともそう!

ほのおをともす前に、炎色反応について、学びましょう。

物質とほのおの色を結ぶクイズも盛り上がりました。

まずは、ホウ酸で実験です。

ホウ酸を燃やすと、鮮やかな緑色のほのおになりました。

かぼちゃランタンに火をともす

いよいよ、かぼちゃランタンに火をともします。
銅は、ほのおなのに水のようなふしぎな色。

リチウムは、鮮やかな紅色になりました。


ナトリウムは、明るい黄色に。

カリウムは、紫色をベースに、オーロラのように色が変わります。

バリウムは、鮮やかな緑色のほのおでした。

ふしぎな色のほのおに、子どもたちも驚きの声を上げます。
まるで、かぼちゃランタンに命が宿ったよう。
炎色反応の原理を理解するのはまだ先のことになると思いますが、今日触れた元素の名前や周期表、ほのおの様子から、科学の世界に親しみを覚えてくれればと思います。

生徒コメント

「かぼちゃランタンの目を大きく丸くするところがむずかしかったです。去年は半円型だったから、今年は丸いのにちょう戦したいと思いました。ノコギリでくりぬくのがむずかしかったです。炎色反応の実験は、炎をつける時に心配でした。私は、銅を選びました。銅の炎は、まるで夏のオーロラのような美しい青緑色でした。家に帰って、キッチンの前に飾りました。その後、ろうそくに火をともして、影絵をして遊びました。かわいいかぼちゃランタンが作れて良かったです。元素周期表から元素の名前を探して学べたのが楽しかったです。」
「カボチャの顔をデザインするのがうまくいきました。かっこいい顔になってよかったです。カボチャのにおいが苦手だったから、種をほるのが大変でした。炎がカラフルで楽しかったです。虹色のような炎ははじめて見ました。僕は、ホウ素の青緑がきれいだと思いました。夜、ろうそくに火をつけて飾りました。朝、一番に起きてキッチンに行くと飾ってあったので、うれしかったです。炎の色と金属の名前のクイズが楽しかったです。実験の結果を覚えていて正解できたからです。」

リテラは、「科学的なものの見方」と「表現する楽しさ」を同時に体験できる新しい学びの場として、今後も様々なワークショップを開催してまいります。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ワークショップの報告

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