【生徒作品】「安心いっぱいの通学路」(小4 Y・S君)


リテラの作文課題の一つに、「教えて作文」というものがあります。これは、自分の知っていることや伝えたいこと・体験したことを、自分以外の人に伝えるための課題です。

サッカーに夢中の優しい男の子、Y君には「作文をどんどん長く書けるようになりたい」という目標があります。
今回は「教えて作文」のテーマ集から、「家から学校までの道順」について書くことにしました。目標は、原稿用紙2枚以上。でも、道順だけでは、すぐに書き終わってしまいます。目標が達成できるか、少し不安な気持ちで見守っていましたが、Y君は集中してどんどん書いていきます。

できあがった作文には、道順だけでなく、Y君がいつも感じていることや、おすすめのお店、北千住の商店街を歩いている時の安心感など、たくさんの思いがつづられていました。

毎日歩いている道でも、ことばにすると、何か特別なものに感じます。
そうしたまなざしで、もう一度何気ない日々を見直すと、これまで当たり前だと思っていた「豊かさ」に気づくことができるかもしれません。
Y君の作文は、そんなことを教えてくれました。

生徒作品

※一部の地名や名称を伏せ字にしてあります。また、Webの表示に合わせて、改行をしています。

「安心いっぱいの通学路」
小4 Y・S君

 ぼくの家から学校までの道順を説明します。

 まず、マンションを出て左に行きます。すると、○○公園があります。○○公園では、朝、ラジオ体そうをしています。学校でも、ひなん訓練で行くひなん所になっています。

 次に、△△という名前のマンションがあります。△△を前にして、左に角があります。そこを曲がってまっすぐ行きます。その道は、細いので、車が来ると通れません。学校に朝おくれそうになっている時に車が来ると、今日は運が悪いと思ってしまいます。この道には、古い家が五軒ぐらいあって、昔はここはどうなっていたんだろうとたまに思います。道には、英会話をやっている建物が二軒あります。その一軒目の角を曲がります。曲がってすぐの所に草むらがあり、コオロギやカタツムリ、シジミチョウなどがいます。そこでたまに遊んだりします。蚊がいっぱいいるので、行くといつもさされてしまいます。

 先に行くと銀こうがあります。その銀こうは、家から一番近いので、いつもその銀こうに行きます。でも、そこが休みの日は、マルイに行かなければ銀こうがないのでがっかりします。そのとなりにファミリーマートがあります。いつも時間がない時は、ファミリーマートのごはんを買います。そのとなりには、日高屋というラーメン屋があり、すごくおいしくて、ぼくのおすすめの店です。他にも、サーティーワンや薬局、もんじゃ屋があります。そこの通りは、商店街なのでいろいろなお店があってすごくにぎやかです。夜は、商店街を通ると安心します。優しい人ばかりなので、助けてくれると思います。不審者からもにげられそうです。

 ファミリーマートの前に大きい道があります。そこを進むと中に電気大学があります。学校でも見学に行かせてもらったり、一緒にごみを集めたりしました。電気大学のまん前に、ちょっとだけ遊ぶところがあります。帰りにみんな遊んでいます。その前に道路があります。道にはガードレールがあります。そこは通学路なので安全です。その道をまっすぐ行くと学校があります。

 これで道順の説明を終わります。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

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