【ブックレビュー】『びりっかすの神さま』(岡田淳)

びりっかすの神さま (新・子どもの文学)

内容紹介

転校してきたばかりの始(はじめ)に見えた不思議なもの。それは、羽の生えた小さなおじさんでした。何かでビリになった人にだけ見える「びりっかすの神さま」をめぐり、たがいに競い合うだけだったクラスメイトたちが、変わり始めます。

子どもたちのブックレビュー

小5・Iさん 小4・Iくん
小5・Iさん

考えてほしいこと

読む前に

  • あなたは、何かでビリになったことはありますか? その時、どんな気持ちでしたか?
  • あなたは、わざとビリになることはいけないことだと思いますか? それはなぜですか?

読んだ後に

  • びりっかすの神さまが見えてから、クラスの人たちにどんな変化がありましたか?
    • 最初のクラスの雰囲気はどうでしたか?
    • 最後のクラスの雰囲気はどうですか?
    • 雰囲気か変わったのは、なぜでしょうか?
  • リレーの後、始は「本気で走ったけれど、それは一番になるためではない」と言います。あなたには、結果にかかわらず、本気になってがんばった経験がありますか?
  • 何でも競わせる先生のやり方を、あなたはどう思いますか?
  • びりっかすの神さまは、ある人に似ていました。それは、なぜだと思いますか?

この本について

キーワード:競争 平等 仲間 

みんなが一番になりたいと思うのがふつうです。けれども、この本では「びりっかすの神さま」が現れたことにより、みんながビリになりたがります。当たり前だと思っていたことが逆転してしまうのが、この本の面白いところです。
競い合い、自分が一番になろうとすることは、よいことなのでしょうか。競い合わず、みんな一緒というのは、よいことなのでしょうか。見方を変えれば、いろいろなものが見えてきます。結果にとらわれすぎると、大切なものを見失ってしまうのは、大人も子どもも同じでしょう。
物語の終わり、先生はずいぶんとやつれていますが、それは、いつしか見失っていた「人間味」を取り戻した姿なのかもしれません。

カテゴリー: ブックレビュー

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