【ブックレビュー】『クリスマスのおはなし』(ジェーン・レイ)

クリスマスのおはなし

内容紹介

ナザレのまちにマリアと大工のヨセフがすんでいました。あるとき、天のつかいガブリエルがつかわされ、マリアに、神の子・イエスの母となることをつたえます。やがて、イエスは、神の祝福をうけて誕生します。国中のひとびとがその誕生をよろこびましたが、ユダヤの王・ヘロデは、それをよろこびませんでした。じぶんよりもつよい王があらわれることをゆるせなかったからです。そこで、ヘロデは、イエスをころしてしまおうと考えます。

ブックトークのヒント

読む前に話し合いたいこと

  • クリスマスには、どうしてお祝いをするのでしょうか。知っていますか?
  • この物語のぶたいとなるベツレヘムの場所を確認してみましょう。

読んだ後に話し合いたいこと

  • この絵本には、クリスマスにおなじみの、サンタクロースやクリスマスツリーが出てきませんね。もっとクリスマスについて知りたい人は、『クリスマス・クリスマス』(角野栄子)も読んでみましょう。一人で読むのが難しかったら、大人に読んでもらいましょう。

この本について

キーワード: クリスマス 宗教 

クリスマスとは、もともと、キリスト教において、イエス・キリストの誕生を祝う日。では、そのイエス・キリストとは、どのようにして生まれたのでしょうか。聖書をもとに、美しく描かれたイエス・キリストの誕生の物語を読んでみましょう。

年中行事のルーツや意味について考えると、さまざまな信仰・宗教と関わり合いのある場合が多いことに気づかされます。行事の意味を知ることは、その体験をより自覚的なものにします。ぜひ親子で、絵本を通して、そうした意味をとらえ直す機会をもっていただければ幸いです。

この記事を書いた人: リテラ「考える」国語の教室

東京北千住の小さな作文教室です。「すべて子どもたちが、それぞれの人生の物語を生きていく力を身につけてほしい」と願いながら、「読む・書く・考える・対話する」力を育む独自の授業を、一人ひとりに合わせてデザインしています。

カテゴリー: ブックレビュー

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